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伝統にとらわれないのが伝統。山中漆器「col.」 [商品紹介]

ACART LIFESTYLEでは全国各地の伝統的工芸品を取り扱っています。
そしてその全てが「「伝統の技術を用いて、現代のライフスタイルに合わせた美しいプロダクト」なのです。

うつわなら佐賀県の有田焼や肥前吉田焼、そして岐阜県の美濃焼。
金属製品なら新潟県燕市、紙ものならこれまた岐阜県美濃和紙・・・といった具合です。

そして本日取り上げたいのが木工製品。石川県加賀の山中漆器「col.」です。

漆器というと、お正月の御膳や高級日本料理店のお椀を思い浮かべるかもしれません。
もしくは博物館で展示されている美しい文様の化粧箱でしょうか。
そのイメージでこの商品を手に取ると、全く異なるテイストに驚かれると思います。
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モダン?ポップ?スマート?クール?人によって評する言葉はいろいろあると思いますが、
既成概念を覆す自由なデザインであることは間違いありません。
しかし古い考えにとらわれないという気質こそ、実は山中漆器の「伝統」といえるのです。

山中漆器の起源は古く、安土桃山時代の天正年間(1573-1592)に木地師の集団が越前から加賀山中温泉上流の地に移り住んだことから始まっているとされています。最初は木地つまり木を挽いた製品が山中温泉に来る湯治客の土産物として珍重されたらしいのですが、それと同時に江戸時代には会津・京都・金沢などから塗りや蒔絵の技術を導入し、塗り物の産地として発展しました。
さらに変容は続きます。昭和に入ると日用品としての漆器は他の新しい製品にとってかわり衰退へ向かいます。
しかしそこで山中漆器はプラスチックの素地+ウレタン塗装の合成漆器の生産にいち早く取り組んだ結果、
現在でも漆器の生産量で全国一の座にあるのです。
「伝統にとらわれないことが伝統」となっている山中漆器。まさにそれを受け継いだ製品がcol.と言えるかもしれません。
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さて説明ばかり長くなりましたが、col.の魅力はその素地である木目を生かした木地の美しさとフォルムです。
一片の木材を轆轤(ろくろ)で挽く(ひく)という製法は、漆器の産地の中でも山中が一番優れているとされます。
「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」だそうです。
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艶のないマットな質感と鮮やかな発色はウレタン塗装によるものです。
このウレタンも溶剤を使わず、無鉛、無臭の材料を用いているので、温かいものを入れても臭いませんし
食品衛生法に適合した安心かつ安全なものとなっています。
日常の使用にも気兼ねなく使えて、食卓を彩るアクセントとしても最高のアイテムとなるでしょう。

現在当店では三色の異なった配色が美しいキャニスターのBorderと
白木の素地の美しさをより楽しめるSojiの2つのシリーズをお取り扱いしています。
今後もラインナップの拡充を図りたいと思っておりますので、ぜひお楽しみにしてください。
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ACART LIFESTYLE online store「col.(畑漆器店)」商品一覧
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