燈花会を眼下に優雅なひととき。空中大和茶カフェに行ってきました。 [奈良のこと]
昨晩は以前のブログでお知らせした「空中大和茶カフェ」に行ってまいりました。
燈花会期間中ということで近所の猿沢池から五十二段階段、興福寺などはいつもとは違う賑わい。
奈良県庁の前も燈火の灯りが灯り、コンサートなども開かれて賑やかでした。
県庁の屋上に登ると、ライトアップされた大仏殿や興福寺五重塔など、奈良の夜景がキレイに見えます。
ACARTは昼間にはこの県庁屋上庭園に登ったことがあったのですが、夜は想像以上の美しい景色。
正直そんなに期待してなかったので「奈良の夜景も捨てたもんじゃないな」と見直してしまいました。
そんなACARTオススメ穴場スポット県庁屋上は燈花会期間中21時45分まで無料開放しています。
さて、思いの外夜景を満喫したあとは、いよいよ空中大和茶カフェです。
行われるのは屋上庭園のもう一つ上の階。ほんとに空中みたいです。
各回入れ替え制で、この回は15名程。
初めに当店もお世話になっている久保田農園久保田さん(この日のMC)から挨拶があり、
水出し煎茶がウェルカム茶として振る舞われました。
「めっちゃおいしい」とあちこちで歓声が。もちろんACARTにとっても間違いなく初めて飲む味の冷茶。
このカフェでは、4~5名のお客さんに対して1人のお茶農家さんが心を込めてお茶を入れてくださいます。
まず一煎目は40℃~45℃という低い温度で甘味や旨味を最大限に引き出したお茶。
湯冷ましにお湯を入れて、何度も器の底を触って温度を確認し、丁寧に煎れてくださいました。
「美味しいお茶ってこんな味なんや~」と感激です。
それにしてもずいぶん低い温度ですが、お湯が熱いと苦味や渋味が出やすいので、甘味や旨味を引き出すにはこれくらい低くないといけないのだそうです。知らなかった。
そしてニ煎目は自分たちで煎れます。温度は一煎目より少し高めの50℃~55℃。いや、それでも思ってたより全然低いけど。でもこのくらいの温度で、少しだけ苦味や渋味も出していくそうです。
温度や抽出の時間は担当のお茶農家さんが確認してくださるので、私たちは言われた通りに入れるだけなのですが、ちょっと緊張。
そして二煎目ではその苦味や渋味とちょうど合うお菓子も一緒にいただきます。
お菓子はこの季節にぴったりの冷やしぜんざいの上にかき氷をのせて。
甘すぎない小豆とお茶が本当に合う!もっと食べたい!もっと飲みたい!
続いて三煎目はもっと高い温度、55℃~60℃でもっと渋味や苦味を味わいます。
一煎目から三煎目で味が違うのはもちろん、自分はどんなお茶が好みなのかもわかります。
ああ、美味しい。こんなに美味しいお茶を飲んだのはきっと初めて。
心をこめて丁寧に煎れると、こんなに美味しいんですね。
そして最後に、三煎目を煎れたあとのお茶っ葉を食します。
「え???食べるの?????(不安)」と思いましたが、勇気を出して食べると意外と美味!ていうかかなり美味しい。
そのままでもポン酢をかけても、抽出した後のお茶っ葉とは思えないおいしさ。
お茶っ葉をおひたしみたいに食べたのは初めてでしたが、その意外なおいしさにびっくりです(どんなお茶っ葉でもこんなにも美味しく食べられるわけではないそうです)。
ついついモリモリ食べているうちにこの回も終盤。
去り際にお取引先の久保田さんと少しお話して、久保田農園さんの新作フレーバーティーもご紹介いただきました。
レモングラスとショウガ、レモンバームにローズヒップを久保田さんの和紅茶に合うようにブレンドしているそうです。
「人にプレゼントしたくなるような」との想いで作られたパッケージもとても素敵。
現在当店でもお取扱いを検討中ですので、お取扱いを始めた際にはまた改めてご紹介させていただきます。
お土産にこの日使用したのと同じかぶせ煎茶とほうじ茶をいただき、退席です。
同じお茶をいただいたので、同じようにお家で煎れて、またお茶っ葉も食べられますね。
それにしてもとても有意義で贅沢な夜。
次回はいつ開催されるのかわかりませんが、機会があればぜひ体験していただきたい、かなりオススメのイベントです。
美味しいお茶を誰かに煎れて差し上げたくなります。
昨日は昼間はかなり暑かったものの夕方少し雨が降って、雨上がりはとても涼しくなりました。
雨上がりにはきれいな虹も。
今週末も雨の予報ではありますが、雨の後は涼しくなりますし燈花会を見物するには悪くないかもしれません。
ぜひぜひ夏の奈良に足をお運びください。
2014-08-08 13:48
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