モルタルという素材をお部屋で楽しむ。MORTARお取扱い開始です（前編）

先日少しだけご紹介させていただいたモルタル製コースター。
早くも当店の店頭で強い存在感を放ち人気のアイテムとなっているMORTAR(モルタル)というブランドの製品です。
本日は当店が新しくお取扱いを始めさせていただいたたこの「MORTAR」というブランドの商品をご紹介いたします。

先日の記事を読まれてない方のためにおさらいしますと、こちらのCEMENT COASTER(Lサイズ)
大磯石が埋め込まれたモルタルを「洗い出し」の技法で仕上げた、大きめのコースター。

グラスやカップとともにお菓子やおつまみを一緒に座らせたい大きさです。
1枚ずつの販売で税込￥2,160。


京都太秦にアトリエをかまえ活動するクラフトデザイナー佐藤延弘氏によって、
2002年に設立されたPULL +PUSH PRODUCTS.
「素材の感覚や、使うことでわかる面白さを大切に、手に触れたくなるようなアイテムを」というコンセプトのもと、いくつかのブランドを使い分けながら、さまざまなアイテムを送り出しています。また氏はデザイナーでありながら製作からパッケージングまですべての行程を自らの手で行います。そのため手仕事でしか味わうことのできない味わいを感じることができる暖かみのある製品が生まれるのです。

そのブランドのひとつが今回ご紹介するMORTARです。

モルタルとは、セメントに砂と水を練り混ぜてつくる素材。おもに建材として建築や土木に用いられるもの。これをインテリアに使うことで卓上に小さな外界をつくるような不思議な感覚をもたらしてくれます。

例えばこちらの製品は、モルタル製の香炉、コテージインセンスポットです。

COTTAGE INCENSE POT　税込￥4,968
草原に建つ一軒のコテージ、中にお香を入れて火をつけると煙突から煙が立ち上ります。
デスクやキャビネットの棚に置けば、そこは小高い丘になり部屋中を見渡せる見晴らしのよいコテージになるのです。

またモルタルという素材は、経年変化を楽しむことができます。特にこの製品の場合は煙でいぶされることにより表面が黄色味を帯びてくることでしょう。

さらにこの製品の場合、木型にモルタルを流し入れるという成形方法がとられています。その木型は何度も繰り返し使えるわけではなく、多くて2～3回使用すると地肌が崩れてしまいます。
その結果、製品の表面に表れた木目や肌の凹凸は、ひとつひとつ異なる表情となります。

このようにモルタルという素材がもたらす様々な要素を楽しみつくせる製品なのです。

ほかにもあります。
こちらはDAN FLOWER VASEという名の一輪挿し。
地図の等高線がモチーフとなっており、これひとつが山の峰ということができます。

DAN FLOWER VASE　税込￥4,320

頂上にある穴に草木を生けると、ちょうど山の頂上に人知れず咲く花のようです。

こちらもモルタル製ですが表面はなめらか、モルタルを流し込んだ際に発生した気泡の跡がところどころに見られます。本物の山ではなく図形化された地図上の線をモチーフとするだけに、クールでミニマルな印象。
この製品も裏面にクッション材が丁寧に貼り込まれており、大切な家具の上にも安心して飾ることができます。

そして通常版の明るいグレーに加え、特別に制作していただいたのがこちら。
ACART LIFESTYLEの店舗内装と同じ、墨モルタルバージョンです。
納品されるまで実物を見ていなかったのですが、実物を見ると当店のレジ台と全く同じ色味でした。

DAN FLOWER VASE sumi version　税込￥4,536

というわけで本日はここまで。
実はまだ他にも素敵な商品が入荷していますので、後編もお楽しみにしてください。

最後に、MORTARの製品は通常は受注生産がほとんどとなっていますので、制作には1カ月ちょっとかかります。当店にも今回は各商品数点ずつの入荷となっていますので、気になる方はお早めにお買い求めください。
ACART LIFESTYLE online storeにも数量限定で掲載しています。

タグ：CEMENT COASTER MORTAR COTTAGE INCENSE POT PULL +PUSH PRODUCTS. DAN FLOWER VASE