とんびに油揚げ

とんびに油揚げを攫われる―――自分の大事なものや手に入れられると思っていたものを、不意に横からさらわれることのたとえ。または奪われて呆然としている様子のこと。

ちなみに、さらわれるものがなぜ油揚げなのかについては、鳶の好物が油揚げというわけではなく、人間が神社に供えるものとして油揚げがあり、それを奪って食べたことからとされているそうです。

というわけで、「とんびに油揚げ」を含む「青衣」新柄の第3弾を入荷いたしましたのでご紹介したいと思います。
今まで少しずつ柄が増え、そのたびに「入荷しました」と小声でお伝えしていましたが、今回は新柄のアイテムが今までより少し多めに入荷しました。

まずはタイトルのこちら「とんびに油揚げ」

大胆な黄色が秋らしく、意図してはいませんでしたが季節感が出ています。とりあえず満月ポーチ（税込2700円）のみの入荷としてみましたが、実際見てみるとなかなかかわいいので他のアイテムも欲しくなりました。

そして同じく満月ポーチ（税込2700円）の「鴨」も当店初入荷。満月コインケース（税込1296円）の「鴨」が好評だったので、大きくしてポーチも入荷してみました。また「鴨」は満月バッグ（税込8424円）も入荷。


しっかりとした生地で作られた満月バッグは藍染めの糸で生地を織り、柄になる部分の色を一度抜き、さらに別の色を挿すという手の込んだ作品。当店にあるものの中ではそこそこのお値段なのですが、丈夫で使いやすいので実は隠れた人気者です。入荷数も少ないので早い者勝ちです。

さらに満月ポーチ（税込2700円）の森とムクドリもやっと入荷です。こちらは夏頃に注文していたのですが、人気の柄なのかなかなかまわってこず、今回も入荷したもののわずか1点のみ・・・。もちろんこちらも早い者勝ちです。


前回ストールや満月バッグ、コインケースが入荷していた「カラス天狗」も満月ポーチ（税込2700円）と寝待月ポーチ（税込1620円）が当店初入荷になっています。渋くて個人的にはとても好きな柄。


その他にも欠品していた「錦鯉」と「菊と蝶」の満月ポーチ（税込2700円）や寝待月ポーチ（税込1620円）も補充できましたので、現在かなり在庫が充実している状態。次の入荷はまた少し先になりそうですので、沢山の中から選んでいただけるのも今のうちかもしれません。



そういえば、少し前に青衣のコンセプトブックができあがり、当店にも届いていたのですがまだご紹介していませんでしたね。

青衣の各アイテムの写真やモチーフの説明などが書かれていて、青衣ファンには楽しい1冊となっています。
青衣は京都のブランドですので、現在ある11種類の柄の持つ意味や由来についてもほとんどが京都にちなんだもの。「鴨」はもちろん鴨川の鴨ですし、「山桜」も京都・嵯峨野の桜。
でも、奈良も吉野桜やナラノヤエザクラが有名ですし、猿沢池にも鴨がぷかぷか浮かんでいます。それ以外の柄についても「奈良も同じやん」と思えるものが多々あって、勝手に親近感をおぼえています。

タイトルの「とんびに油揚げ」も、京都鴨川では河川敷でお弁当を食べていると上空からトンビがやってきてお弁当をかっさらって行く「とんびにお弁当」を奪われる事態が起こるとか。これが奈良だと奈良公園でお弁当を広げていたら背後から忍び寄る鹿にお弁当を奪われる「鹿にお弁当」な事態があります。皆様お気をつけ下さい。

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