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正倉院展に行ってみた件 [奈良のこと]

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ならまち付近、本日は空気が若干冷たいものの秋晴れの清々しいお天気です。
日当たりの良い場所にいれば少しは暖かさも感じられます。

昨日はACART LIFESTYLEもお休みをいただいていたので、やっと念願の「正倉院展」に行ってまいりました。

途中、きたまちでの「はならぁと こあ」の会場になっている工場跡もちょっとだけ拝見。
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この「工場跡」は乳酸菌飲料の製造所として大正14年に建てられたもので、昭和55年まで稼働した後、約30年間の空白を経て5年程前から、カフェ兼ギャラリーになっています。
この会場では、乳酸菌飲料を作っていたであろう備品や機械類などを見学できるのも見どころのひとつ。
大きな窯やその蓋を持ち上げる滑車、そしてそれを支える梁や天井がそのまま残った空間に、「在り処をみる」をテーマにした絵画やオブジェなどが約30点展示されています。
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ちなみに工場跡のカフェは普段土日のみの営業ですが、このはならぁとの期間は平日もやっているようです。カフェの雰囲気もとても良いので、お時間のある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


さて、いよいよ「正倉院展」ですが、こちらは平日なのにすごい人出。
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とはいえ「夕方が狙い目」という噂を信じて16時前に到着したので、待ち時間もほどんどなく入れました。もちろん土日に比べたら全然少ないほうだと思うのですが、会場の中はさらに人人人!
展示物はすべてガラスの中に入っているのですが、そのガラスの前のスペースには常に人が列をなしていますので、ガラスケース間近で見たければこの列に並ばなければいけません。上野動物園のパンダ状態ですね。また、遠くからでも何が展示してあるかがわかるように高い位置に展示物の大きな写真や名前が掲示してあったり、四方がガラスになっている展示には正面と裏面に展示物の説明が書かれていたりとかなり親切に見やすく工夫されています。長年にわたって大混雑の展示を運営してきた知恵が生きているなあ、と妙に感心。

今回の目玉、鳥の羽が貼られていたといわれる屏風絵「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」、聖武天皇の履物「衲御礼履 (のうのごらいり)」、中国ゆかりの弦楽器「桑木阮咸(くわのきげんかん)」などは、何度も資料で見ていたのですが、やはり実物の持つ迫力に感動。
またそのサイズ感はもちろん、織り模様のツヤや質感、金属の輝きなどはやはり実物をこの目で見るからこそわかることがたくさんあります。
本当ならもっとじっくり眺めていたいところですが、とにかく人の波に乗ってどんどん移動しなくてはならないので、後ろ髪を引かれる思いで次から次へと展示物の間を抜けていくとあっという間に見終わってしまいました。

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正倉院展を見終わったあとも地下のミュージアムショップや過去の正倉院展のポスター展など、他にも見どころがたくさんあります。
ミュージアムショップはお土産や記念になりそうなものが沢山ありますし、ポスターもその時・その時代の流行があってかなり面白いので一見の価値ありです。
当然のことながら展示物は写真が撮れません。すでにお気付きかもしれませんがこのブログも字ばかりで読み辛くなるのでこの辺で。
正倉院展、ぜひ来年も行ってみようと思います。


最後に別の日に訪れた正倉院正倉の外溝公開の様子もご紹介します。

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先日約3年ぶりに修理を終え、ようやく公開が再開された正倉。
ふだんは平日しか開いていませんが、今回の正倉院展の会期中は土日祝日も特別に公開していたので連日たくさんの観光客の方で賑わっています。

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倉の建物を正面から見るだけで、正倉院展のようにショップやカフェもありません。もちろんお弁当も売っていません。
宮内庁管理施設ならではのストイックさを堪能できます。せめて外側一周見られると嬉しいのですが、東側から建物の正面を眺めるだけです。
でもこの正倉院が、1300年以上も前のあの宝物たちを守ってくれていたと思うとありがたさもひとしお。
ちなみに写真を撮りたい方は午後に行くとご覧のような逆光になりますので、曇の日か午前中をおすすめします。

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正倉院展も明日で終了し、またいつもの静かな奈良に戻ります。
でも紅葉はこれからが本番ですので、ぜひこの機会に奈良を訪れてみませんか?


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