ぽいぶみのROKKANさんから「アロマ線香」登場。：ACART LIFESTYLE：So-netブログ

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ぽいぶみのROKKANさんから「アロマ線香」登場。　[商品紹介] [編集]

奈良の桜は満開を少しだけ過ぎ、先日からの雨で花が落ちはじめている木もあります。
何かとバタバタしていたらいつの間にか桜が咲き、そして、散ってしまう・・・。いや、早いですね。時の流れって。
うっかりしてるとすぐに夏になってしまいます。

いつも季節商品のご紹介が出遅れがちなACARTですが、本日は夏が来る前に「夏らしい」商品をご紹介したいと思います。というか、早く紹介したくてたまらないだけなのですが。

当店でも根強い人気の「ぽいぶみ」。
金魚すくいの「ぽい」にメッセージを書き、金魚袋をイメージした透明の封筒に入れてそのままポストに投函できるレターセットです。
モチーフが金魚だけにふつうは夏のものなのですが、奈良が金魚の産地ということもあってか、お土産として冬場も売れ続けました。
というわけで本日はぽいぶみのご紹介・・・ではなくて。
そのぽいぶみのデザイナーさん、ROKKANさんからこの春放たれた新商品のご紹介です。

ROKKANさんは東京を拠点に活動されているのですが、関西に来られたときには時々当店に顔を出してくださいます。わざわざお越しいただき、本当にありがたいですね。
先日もふらっと現れたかと思うと、「やっとサンプルあがりました!」と言っておもむろにカバンから取り出したのが・・・本日ご紹介する待望の新作です。

う～ん。見覚えある。
日本人なら一度はお世話になったことがある「ニッポンの夏」のカタチ。
実はこちらは木製のアロマスティック。その名も「アロマ線香」と言います。
使われているのは最近何かと話題の「ヒバ」という木です。
ヒバは別名「アスナロ」と呼ばれ、「明日はヒノキになろう」という意味。高級木材の代名詞とも言える檜に憧れ背伸びをするアスナロ・・・、そう思うとなんか切ない名前ですね。
しかしながら、ヒバには腐りにくく優れた耐久性があるため建築では土台に使われることも多い、檜にひけをとらない優良材。
さらにヒバの独特のにおいには防虫の効果があると言われていて、木本体以外にもヒバから抽出した精油などが近年注目されているんです。
そんなヒバをお部屋に置くことで虫の嫌う芳香が漂い、虫除け的な使い方ができるというのがこの製品。あくまで薬品ではないため虫除け的としか書けないのですが。

肝心のヒバの香りですが、虫は嫌いでも人間にはいいにおいだと思います。
当店でも先週から店頭で販売を開始しておりますが、お客様からの評判は上々。新築のにおい、材木やさんのにおい、図工の時間を思い出したなどなど。
当店でも夜閉店して朝お店のドアを開けると、ヒバのスッキリと爽やかな香りが漂っています。

さて、使い方ですがとっても簡単です。
置いておくだけでも効果のありそうなヒバですが、さらにヒバオイルが付属しています。このオイルをヒバの木に2、3滴たらすだけ。使う部屋の広さやお好みの香りの強さに合わせてオイルの量は調整してください。
付属のオイルが無くなったら市販のヒバオイルをご使用ください。
すでにお分かりいただいているとは思いますが、こちらは「アロマ線香」という名前ですが「線香」ではありません。決して火をつけないようにご注意ください。

ヒバの優れた効果ばかりをご紹介してしまいましたが、やはり気になるのはこの形、ですよね。
冒頭にも申しましたがニッポンの夏に欠かせない形、火をつけて蚊を退治する渦巻きの線香とそっくりです。
さすがROKKANさん。ポップかつ粋です。
というわけで並べて記念撮影。うしろの箱は本物のヤツなのでご注意ください。

それにしてもこの形を木材で再現するなんて大変だろうな、と思ったら、なんと北海道のCreation Studioさんが一点一点糸鋸で作ってくださってるんだそうです。
よく見るとところどころに手仕事の味が見えますので、そちらもお楽しみいただければと思います。

画期的なアロマ線香ですが、ヒバの木は伐採できる量に限りがあり、かつ手作りのため残念ながら大量には作れないとのこと。

雑誌CASA BRUTUSに掲載されていることや、ぽいぶみのおかげでROKKANさん自身がトキノヒト化しているので沢山の問い合わせはあるようですが、正直売りたくても売れないのだそう。
そんな貴重なものを納品いただいたACARTはラッキーなのかもしれません。
そしてそれを見つけた方は間違いなく買いでしょう。