むかしむかし、あるところに・・・

昨日は夕方から急に寒くなり夜遅くには雨が降りましたが、今日は青い空に白い雲がフカフカと浮かぶ良いお天気です。
いつも通り商店街はお休みの木曜日ですので、当店の付近は人通りも少なくひっそりとしています。

さて、本日ご紹介するのは前回入荷してすぐに売り切れてしまった、おとぎ話のワッペン、待望の再入荷です。

先日から店頭に並べていますが、やはり人気は「おむすびころりん」。おむすびがワッペンになっているのがかわいいのか、大好評で今回も一番人気の予感です。



「おむすびころりん」
正直で働き者のおじいさんが、山でおむすびを穴に落とし、うっかり自分まで穴の中に転がり落ちてしまった。
落ちた所はネズミの屋敷で、おじいさんはネズミたちに歓迎され、帰りには小判をお土産にたくさんもらった。
それを知った隣の家のよくばり婆さんと爺さんは、自分たちも真似して小判を手に入れようと計画する。
よくばり爺さんは抱えきれないほどの沢山のおむすびを持って山に出かけ、穴を見つけて大量のおにぎりを投入し、自分も無理やり穴に飛び込こんだ。
ネズミの屋敷で隙を見て小判を強奪しようと猫の鳴きまねをしたよくばり爺さんだったが、その作戦は失敗し、ネズミたちに痛い目にあわされて命からがら家に逃げ帰った。
懲りたよくばり爺さんはその後あまり欲をかかなくなった。とさ。

なるほど、ズルいことをしてはいけませんね。抱えきれないほどのおむすびを投入して小判を強奪っていうのがなかなかすごいです。ネズミでさんたちも無事で何より。でも沢山のおむすびを作るの大変だったでしょうね。そこは頑張ったんだなあ。



そして次に人気なのは「さるかに合戦」。
かにが持っていたおにぎりをズル賢いさるが言葉巧みに柿の種と交換して食べてしまう。今度はかにがその種から大事に育てた柿をさるが全部食べてしまい、あげくかには殺されてしまう。そのかにの子たちが臼や牛糞、蜂などと一緒に作戦をたてて、母かにの敵討ちを果たす。
ワッペンになった子かにの勇ましいお顔とさるの悪そうな顔が絶妙です。
それにしても「かきを奪った上に殺害」って、酷い話ですね。もうこれは大事件です。

昔話もここ最近だと「よくよく考えると残酷で子供の教育上良くない」という意見もあってお話の内容が少しマイルドに変えられたりもしているそうですね。
確かにさるかに合戦なんかはお母さんかにが殺害されるシーンはR-指定な気がします。
でもお話の内容を変えてしまうとそのお話に含まれる教訓的な部分とかどうなるのかな、なんて思いますが難しいところですね。


さて話をワッペンにもどします。

その他、桃太郎というよりも小さな鬼がかわいい「桃太郎」。
鴨に連れて行かれる権兵衛の表情がなんとも言えない「かもとり権兵衛」。
他にも「金太郎」や「浦島太郎」、「花咲か爺さん」などなど・・・たくさん入荷しています。調べていて面白かったので機会があれば他のお話もかいつまんでご紹介できればと思います。

そういえばACARTが子供の頃は昔話のテレビアニメがあって、絵本を読む以外でも昔話に触れる機会があったのですが、最近のお子様はそういうのはYouTubeとかでご覧になっているのでしょうか？あるいはスマホのアプリとか？
でももしかしたらこれらのお話をご存知ないお子様もいらっしゃるかもしれませんね。


ご存知無い方はもちろん「どんな話だっけ？」と忘れてしまった方も、ぜひともこのワッペンを機会に日本の古き良き昔話を見直してみてはいかがでしょうか。
意外と深かったり、ありえなかったり、ありそうだったり。子供の頃とは違った見方で楽しめるかもしれません。

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