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こんな夢を見た。文學堂の追加です。 [商品紹介]

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「こんな夢を見た。
 仰向けに寝ていると、急に息ができなくなる。重い岩か何かに胸を押さえつけられ・・・」
って猫!

このところ夜の冷え込みが厳しくなると、すぐこうやってふとんの上に乗ったり潜り込んだりしてくるのです。写真の次女こと猫スタッフ妹は、ますます重量級になってきたので、どうも息苦しい夢ばかり見せてくれます。
と、またしても猫写真から始まりましたが、冒頭の部分は夏目漱石の「夢十夜」にちなんでみました。


「こんな夢を見た。」という書き出しが有名な、十の物語です。
その第一夜をモチーフにした文學堂のノートが再入荷いたしました。
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「第一夜」は「百年待っていてくれ」と言い残して死んだ女との約束を守り、来る日も来る日も墓の横で待ち続ける男の前に一輪の百合の花が咲く・・・という幻想的なお話です。
こちらのノートのデザインも印象的な百合の花が・・・見えないんですけどね。
ノートの一頁目の一文は「百年、私の墓の傍に座って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから。」
和綴じノート(文庫本サイズ) 夢十夜/第一夜 夏目漱石 ¥756(税込)


さて今回の再入荷は今月はじめにたくさん届いた文學堂の商品の中で、納品が間に合わなかった数点が遅れてやって来たというもの。数量はさほど多くありませんが、これまで欠品となっていた作品や初めて入荷するものがありました。


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こちらも欠品してしまっていた太宰治の「斜陽」です。
終戦とともにかつての貴族が没落し、その家族たちがそれぞれに滅びていく様が美しく描かれているこの作品は、太宰作品の中ではメジャーな長編小説。そういえば青森の太宰治の生家、今は太宰の記念館となっている施設も「斜陽館」という名前です。

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一頁目の一文は「人間は嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。」
そして表紙に描かれているのはスプウン(スプーン)です。「お母さま」が高貴なしぐさでスウプをお口にお流しになる場面からとられているのだと思われます。
和綴じノート(文庫本サイズ) 斜陽 太宰治 ¥756(税込)


また今回はじめて入荷したのが、坂口安吾「桜の森の満開の下」です。
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坂口安吾の短編「桜の森の満開の下」は満開の桜という和やかな情景からは想像もできないほど、グロテスクで哀しく不思議でそして美しいお話です。
表紙は鮮やかな春の空を思わせる水色の地に真っ赤な桜の花びらが舞っています。桜の花を淡いピンクではなく赤で描いたところに、この物語に満ちた「狂気」が現れているようにも思われます。
ノートの一頁目の一文は「ひそひそと花が降ります。それだけのことです。」
和綴じノート(文庫本サイズ) 桜の森の満開の下 坂口安吾 ¥756(税込)

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例によって表紙のオビで見えにくいので、カタログ画像です。百合の花が綺麗ですね。


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他にも、前回納品時に間に合わなかったペンケースがいくつか入荷しています。
小川未明の「赤い蝋燭と人魚」「月とあざらし」、太宰治の「黄金風景」「竹青」、夏目漱石の「こゝろ」「文鳥」」など、どれも人気で真っ先に品薄になっているものばかりです。

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こちらもカタログ画像です。
オビに隠れてしまってますが、文鳥もあざらしも実はとっても可愛いですよ。
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とりあえず入荷分のご紹介はそんなところで。
これでACART LIFESTYLEの文學堂コーナーもかなり充実しました。
しばらくはたくさんの作品の中から好みのものを選んでいただける状況だと思います。
ぜひこの機会にお好きな作品を探してみてください。
ACART LIFESTYLE online store 「文學堂」商品一覧はこちら


最後に。
明日は11/29は日曜日なので、猫スタッフが出勤します。
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本日土曜日は、末っ子のお世話で忙しいとのこと。
どうも最近猫スタッフは末っ子に気にいられてしまったようで。
ご苦労さまです。

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