その特徴は「薄肉美麗(うすにくびれい)」。 [商品紹介]

3月9日(水)、あいにくの雨です。
少しでも見えないかな、と思って期待していた部分日食もこの雨では全く拝めず・・・。
残念ですがこの雨雲の向こうでちゃんと欠けている太陽を想像しつつ、「日食っぽい」妹猫の写真でも眺めましょう・・・。
さて本日は太陽に重なる月のように黒くて丸い、山形鋳物の小鉢をご紹介します。
山形鋳物は南部鉄器「ではない」鉄の鋳物、少し前にご紹介した鍋敷「花弁」や「角寄せ」の仲間です。
つくるのはその鍋敷と同じく山形県山形市にある鋳心ノ工房(ちゅうしんこうぼう)。
もちろんデザインも同じ芳武茂介(1909-1993)氏です。
「デザインの姿勢に立つ工芸家」として仕事を続けた芳武氏らしく、山形鋳物の伝統美が奇をてらうことなく表現された小鉢。1979年の作品で、約40年近くも前になりますが全く古さを感じさせません。
すっきりとしたシンプルなフォルムに滑らかな鋳肌。内側の模様は「あられ」と「すじめ」の2種類です。
わかりやすく言うと「浅めのお茶碗」のような形をしていて、控えめで様式的な美しさが感じられる作品です。
「小鉢」と言っても直径は15センチありますのでいろいろなお料理をのせて楽しむことができます。
冷めてほしくないお料理のときはあらかじめお湯で温めて使うと熱を保持してくれるので、他のうつわに比べてお料理を温かいままいただくことができます。
ジャパニーズスタイルのお茶碗として白米を盛り付ければそのコントラストは圧倒的に美しいですし、季節のお野菜の炊合せやお肉の煮込みをのせても美味しそう。
コーンやカボチャなどの温かいスープを入れるスープボウルとしても活躍できます。
また夏場には冷蔵庫で冷やしたこのうつわにすっきり冷たいお料理をのせましょう。
シャキシャキの生野菜を盛るサラダボウルとしても使いやすいですし、冷たいビシソワーズやトマトなどの冷製スープをよそっても色の対比が美しいかと思います。
また「ぶっかけ」式のおそうめんやおうどんを上品に一人分盛り付けるとちょっと高級なお店みたいで、いつものメニューも一味違いますね。
アイスクリームなど冷たいデザートも、鋳物の良さを発揮して冷たい状態を保ってくれるのでおすすめです。
もちろん小鉢ですので普通のおひたしや付け合せなど常温のお料理にもお使いいただけます。
和にも洋にも、いろいろな使い方ができて楽しいですね。
自宅での普段使いだけでなく、「あられ」と「すじめ」をペアでご結婚や新築のお祝いにしても粋で素敵だと思います。
2個を1つのギフトボックス(別売)に入れることも可能ですので、ぜひご相談ください。
鋳心ノ工房 小鉢 あられ ¥3,780(税込)
鋳心ノ工房 小鉢 すじめ ¥3,780(税込)
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