本日はKIKUの節句です。 [商品紹介]
本日9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」です。
って、昨年もこの若干マイナーなお節句「重陽」についてご紹介しました。あれからもう1年、早いものです。
早いようではありますが時は確実に流れており、記事を書いた本人も「どんなお節句なんだっけ?」と忘れているので、昨年読んでくださった方もきっと忘れているはず。
というわけで、簡単にご説明します。
縁起が良いと言われる奇数(陽)が連なる日をお祝いしたことがその起源と言われる「五節句」。
1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の桃の節句(雛祭り)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕・・・。
その中でも一番大きな奇数である「9」が重なる9月9日が、陽が重なると書いて「重陽の節句」と言われます。
この重陽を祝う際に用いられたのが、強い香りで邪気を祓い長寿をもたらすとされる菊の花。
花を愛でるほか、菊の香りを移した菊酒や菊の花を浮かべた菊湯、菊枕などで重陽を祝ったそうです。
さらに「被せ綿(着せ綿)」(きせわた)と言って、前の晩に菊に綿を被せておき、9日の朝、夜露と香りのしみこんだ綿で体を拭いて邪気を祓い不老長寿を願うという不思議な風習もあったそうです・・・。
以上のことから、重陽は別名「菊の節句」とも言われます。奈良時代から行われてきた重陽のお祝いですが、最近ではあまり聞かない気がしますね・・・。
でもせっかくなので、今年もこの重陽にぴったりの商品を探してみました。
空気の器30 KIKU by 仲條正義 ¥1,620(税込)
まずはかみの工作所より、「KIKU」という名の空気の器です。
グラフィックデザイナー仲條正義の表現する「KIKU=喜躯」とは、体が喜ぶこと、菊の花のような、夜を彩る花火のような、というイメージ。
大胆な箔押しが施されたスペシャルな空気の器はより立体的かつ迫力ある仕上がりで、当店でも一際美しく異彩を放っています。
そしてもうひとつは京東都の「和菓子」シリーズの中から「ワッペン 着せ綿」です。
昨年デビューした「和菓子シリーズ」は、京東都さんには珍しい(?)毒の少ない優しい雰囲気が特徴。
うさぎまんじゅうや桜餅などのメジャー和菓子のほか、重陽のお菓子「着せ綿」のワッペンもピンク色が愛らしいので大変好評でした。
ちょっとマイナーな重陽のお節句、菊の花や着せ綿の和菓子でお祝いしてみてはいかがでしょうか。
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