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真面目とはね、君・・・。可憐な虞美人草の文學堂 [商品紹介]

今日から4月、新年度の始まりです。
昨日は終日雨でしかもかなりの寒さだったので春気分もすっかりどこかに行ってしましましたが、今日のお昼すぎ頃からは再び天気も回復し、また春らしくなっていくようです。
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そして、本日も猫スタッフが出勤しております。
きりっとした立ち姿でお客様を迎えるのは長女です。
あれ?ネクタイが違う!?
はい。新年度ということで、新調させていただきました。


さて。先日、文學堂がたくさん再入荷したというお話をさせていただきましたが、その際少しだけ当店初入荷のものがあるとお伝えしておりました。
その後、素敵なカフェが閉店してしまった話や、4月の奈良の行事やイベントの話、桜まつりで桜が咲いてない話に、格好いいヤカンとお弁当箱の再入荷の話などなどありまして、すっかりご紹介が遅くなってしまいました。


と、ずいぶん引っ張ってしまったのですが、当店初はわずかに3種類。
さすがにACART LIFESTYLEのオープンからのずっとお付き合いさせていただいている文學堂の商品は、ほとんど1度は入荷していたということでしょう。
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それがこちら。和綴じノートと足袋ソックスの「虞美人草」と、足袋ソックスの「夢十夜/第一夜」です。

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文學堂 和綴じノート(文庫本サイズ) 虞美人草 夏目漱石 ¥756(税込)
「虞美人草」は赤い花が美しいヒナゲシのこと。
中国の秦王朝、項羽の妻であった虞美人が自害したときの血がこの花になったとも、彼女を葬った墓に毎年咲く花であるとも言われます。
ノートもソックスも、そんな赤い可憐な花が描かれています。


小説「虞美人草」は漱石が教師を辞め新聞社に入り連載した小説第一作目。発表当時大変なブームが起こったといいますが、当時としては珍しい現代的な価値観を持ったヒロイン藤尾をはじめ、個性的な登場人物たちによる群像劇として、現在でも人気のある作品です。
一作目ということで気合が入っていたのでしょうか、漱石の特徴とも言える華麗な文体が、いささか「すぎる」部分もあり、忙しい現代人がスマホで読むには少し難しい・・・という気もしますが、あらゆる描写が彩りに溢れ、赤や金色などが印象に残る作品だと思います。
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和綴じノートの表紙に金色の華奢な線で描かれた虞美人草の輪郭が、とてもこの物語の雰囲気に合っている気がします。

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文學堂 足袋ソックス 虞美人草 夏目漱石 ¥1,296(税込)
また足袋ソックスも落ち着いた色合いで素敵です。間違いなく「花柄の靴下」なのですが、それにしてはとてもシブい。格好良く履きこなしていただきたいと思います。

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そうそう。ノートの最初のページとソックスの箱に書かれた印象的な一文は、「真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。」


そしてもう一つ。
こちらも夏目漱石の「夢十夜/第一夜」の足袋ソックスです。
「こんな夢を見た」で始まる幻想的な10のお話。
「百年待っていてくれ」と言い残して死んだ女との約束を守り、来る日も来る日も墓の横で待ち続ける男の前に一輪の百合の花が咲く・・・というお話を表したソックスです。
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文學堂 足袋ソックス 夢十夜/第一夜 夏目漱石 ¥1,296(税込)
骸骨から伸びる百合の花。一見左右同じ柄に見えますが、片方は蕾、もう片方は花がしっかりの開いています。そしてキラリと輝く星。スカル柄の靴下は人気が出そうです。

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こちらもパッケージには印象的な一文が。
「百年、私の墓の傍に座って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから。」

切なく刺さるこの一文とこのデザイン。
気になる方はぜひ作品も読んでみてください。

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最後に、明日日曜日は猫スタッフ次女と末っ子の仲良しコンビがやって来ます。
どんなネクタイで来るのかな?


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