スタイリッシュな山中漆器。col.が入荷しています

奈良の夏を象徴するイベント「なら燈花会」が本日よりはじまります。
たくさんの人々が夕涼みに集まる猿沢池は、深刻な水不足で干上がっているわけではなく、今月半ばから始まる次のイベントのために護岸にウッドデッキが設営される工事で水が抜かれていたのでした。


ACART LIFESTYLEはいつもどおり猫スタッフ長女が出勤しています。
早くもお客様を呼び込もうと三つ指付いてスタンバイ。ちょっと方角が違うのですが･･･。


そして最近彼女の中で流行っている回転技のお稽古。
さすが。余念がありません。

さて本日も商品を紹介します。
石川県の歴史ある山中温泉で、450年に渡って培われた木工轆轤挽きの技、山中漆器。
その伝統技術を守りつつ今の時代に合ったものづくりを続ける畑漆器店による「col.」の再入荷と新色ご紹介です。


実はこのcol.は旧店舗での開店当初からお取り扱いをしていたいわば「初期メンバー」。
価格帯の都合上、正直「毎日1個売れますよ！」という商品ではなかったのですが、ときどきお買い上げいただき、欠品して、追加して…とそれなりに当店では存在感を放ってくれていました。
あまり目だった場所に置いたりブログなどに取り上げたりということはなかったのですが、今回新店舗に移転したタイミングと新色登場ということで、改めてご紹介させていただきます。


手前のナチュラルxピンクxグレーが初めてやってきた新色です。
そして右側のターコイズxナチュラルxレッドが久しぶりの再入荷。
奥にはグレーxミントxクリームも。
col. Border B 001（ターコイズ、ナチュラル、レッド）　￥7,020(税込)
col. Border B 003（グレー、ミント、クリーム）　￥7,020(税込)
col. Border B 005（ナチュラル、ピンク、グレー）　￥7,020(税込)


伝統の技を活かしながら、自由な発想でつくられるcol.の器。
「col.（= color カラー ）」という名前の通り、1つの商品は3色で構成されていて、美しい色が特徴です。
この商品については「これは漆ですか？」と聞かれることがよくあるのですが、実はこの色は漆ではなくウレタン塗装。
「伝統」「漆器」と聞くと「漆」「敷居が高い」という印象を持ってしまいがちですが、もともと山中は「塗」ではなく「木工轆轤挽き」が得意な地域なんです。
その「木を挽く」高い技術を使いながらも、扱いやすく身近なウレタン塗装にすることで、日本の手仕事をもっと軽く、親しみやすくした、という商品です。
制作しているのは山中で古くから漆器を作ってきた「畑漆器店」、デザインは「MUTE」さん。「MUTE」さんは当店の商品の中でもmothertoolのモビールなども手掛けているデザイナーさんです。


また「何に使うの？」というお声もときどき頂きますが、こちらはキャニスターですので、アクセサリーなどをしまっておく小物入れとしてはもちろん、食品も入れていただけます。
使用しているウレタンは溶剤を使用せず、無鉛・無臭のものを使用していますので、温かい食品でも大丈夫。
また塗装膜は食品衛生法に適合しているので安全安心にお使いいただけます。


移転する前も今もそうですが、日本の方はもちろん海外の特にヨーロッパの方にも大変人気があります。
新築やご結婚のお祝いにもぴったりではないでしょうか。


「伝統技術を現代のライフスタイルに合ったかたちにして残していきたい」という思いから生まれたcol.。
ぜひ店頭で職人さんの美しい手仕事をご覧ください。


明日は仲良し姉妹の登場です。さて誰でしょう!?(バレバレ)

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