きのうの『夜のminamoで福笑い』のこと [奈良のこと]
昨日は早めに閉店させていただき、minamoさんで開催されたイベント「夜のminamoで福笑い」のお手伝いに行ってまいりました。
イベントはお陰さまで大大大盛況のうちに終了いたしました。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!
本日はその記録も兼ねてイベントの様子をご紹介します。
今回来られなかった方も、次の機会にぜひお越しいただければと思います。
舞台はこちら。
静かな奈良でいつもひときわ賑わう「珈琲と定食 minamo」さんです。
普段は夕方までで閉店なのですが、この日は夜の営業。
しかも通常メニューにはないminamoさん特製のおにぎりとほうじ茶が提供されるということで、これを目当てにこられた方もいらっしゃったのではないでしょうか?minamoファンでなくても食べたい、大好評だったおにぎりは「梅味のあげれんこん」と「菜の花のかつお節とごま油 」。香り高い海苔を仕上げに巻くこだわりのおにぎりは、もちろん驚愕の美味しさです。演者の玉川大福さんも大絶賛でした。
そしてほうじ茶は駅弁などに付属するお茶と同じような水筒風の容器に入ってサービス。なんだか懐かしく、わくわくしますね。このイベントのデザインだけでなく全体のディレクションに携わったサトリデザインさんのセンスが感じられます。
さて、おにぎりの話はこれくらいにして、浪曲です。
ACARTも実は聴いたことがなかったので、昨日で浪曲の全てがわかった!とは言えませんが、とにかく楽しい!オモシロイ!興味深い!
このブログでは浪曲というか「昨日の玉川大福さん」の魅力を少しでもお伝えできればと思います。
①最初に浪曲とは何か?説明してくれるのでわかりやすい!
三味線の伴奏にどういう効果があるのか?落語と何がちがうのか?を面白おかしく上手に説明してくださいます。
さらに最初のお話に入る前に少しだけ難しい古典の浪曲も披露してくださった(と思う)のですが、それで「どうしよう?わかんない」と焦った方もいらっしゃったはず。
このままこの調子で続くのか?と不安に感じてきた頃に「こういうんじゃないんだよー」と大福さんの浪曲が始まります。
②何を言ってるかよくわかる!
そして始まった大福さんの浪曲は、もちろん現代の言葉。その話し方から登場する人の人柄なども想像できて、お話の内容もしっかり理解できます。
初心者には、「聞き取ることができる!」はとっても重要ですよね。
③自身の日常生活をもとに創作するオリジナルの浪曲だからおもしろい!
ネタ、というか作品は玉川大福さんが経験したことなど日常生活が元になっていたので、その状況や時代背景が想像しやすいのです。さらに登場人物たちが織り成す目に見えない物語や、細かな描写による微妙な空気が伝わってきて、クスクス笑えます。
④三味線の伴奏の効果がよくわかる!
最初に説明していただいてたので、台詞や歌だけでなく、三味線にも耳を傾けることができます。
関西で活躍中の曲師(伴奏する人)沢村さくらさんの、時に艶っぽく時に力強い合いの手が絶妙で、大福さんの浪曲をより一層味わい深くしてくれます。
ときどきある大福さんの無茶振りっぽい台詞や歌にも対応され、即興のおもしろさも沢山感じることができました。
⑤minamo中に響く太福節に、ただただ圧倒される。
お腹の底からでる「いい声」を聴くのはいいものです。普段モソモソとしか声を発しないACARTも自分が大声出したみたいになんかスッキリ。
大福さんの太くて大きな声の中には何か特別な癒しの音でもあるのではないかと勝手に思いました。
結果、浪曲(玉川大福さんの)、全然難しくないです!
難しいものもあるのかもしれませんが、昨日の浪曲はとてもわかりやすくて面白かったです。
終演後も集まったお客様と気さくに会話をしたり、サインをしたり・・・。大福さんお疲れ様でした!
主催のサトリデザインさんも「ぜひ次回も開催したい!」とのことでしたので、次に同じような機会があれば参加することを全力でオススメします。ACARTもぜひまた参加したいと思います。
最後になりましたが、この素晴らしい機会を作ってくださったサトリデザインさん、ASUNARAさん、出演くださった玉川大福さん、沢村さくらさん、場所とおにぎりを提供くださったminamoさん、本当にありがとうございました!
とっても素敵な夜になりました。
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