7月2日は半夏生でした。 [商品紹介]
昨日は定休日を頂いておりましたが、奈良は相変わらず蒸し暑く、昼間は急に雷雨になるなど不安定なお天気でした。
そんな昨日、夏至(今年は6月21日)から数えて11日目の7月2日(もしくは7月2日から七夕頃までの5日間)は、「雑節」のひとつ「半夏生(はんげしょうず)」でした。
「半夏生」の「半夏」は「烏柄勺」(からすびしゃく)というサトイモ科の薬草のことで、この薬草が生える時期を指した名称だといわれています。
また「半夏生」という名前の草もありますが、前出の「半夏(烏柄勺)」とは別の植物なんだそうです。名前の由来は、半夏生の頃に花が咲くからとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」になったとする説などがあります。
なんかややこしい。むしろ「烏柄勺」よりも「半夏生」のほうがものすごくそれっぽいような・・・。
由来はともかく、梅雨明け間近の時期を指す「半夏生」は農作業の大切な目安とされていて、田植えは「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるものとされてきました。
さらに「半夏生」 には関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習もあるそうです。
また半夏生の5日間は天から毒が降るので井戸にふたをする、地面が陰毒を含んで毒草が生えるなどという言い伝えもあるとか。なのでこの日に採った野菜も食べてはいけないと言われたそうです。なかなか恐ろしいですね、半夏生。
さらに竹の花を見ると死んでしまうので竹林に入ってはいけない(埼玉県)、ハンゲという妖怪が徘徊する(三重県)、など様々な物忌みが行なわれていた、という話も!
これは田植えで疲れた体を休めるための昔の人の知恵だそうですが、それにしても「妖怪 ハンゲ」ってめっちゃ気になります・・・。どんな姿なんでしょう。昔の人はそうしていろいろなことを考えて、 この時期に農作業をしないようにという戒めにしていたんですね。
ともかく、妖怪ハンゲに会わないように半夏生の間は体を休めましょう・・・、とはいきませんが、急に暑くなってしまって、体調を崩しやすい時期なのは今も昔も同じかもしれません。
よく休んでタコも食べて、暑さに備えたいものです。
あ、妖怪と言えば、「ハンゲ」は残念ながらありませんが、一つ目のヘアゴムが再入荷しています。
京東都 ヘアゴム 一つ目小僧 ¥734(税込)
こちらは白目の部分に蓄光糸を使っているので、明るいところから暗いところに入ると光ります。
映画館やおばけ屋敷などではくれぐれもお気をつけください。
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