奈良の桜便り2019〈前編〉。奈良公園内のおすすめスポットは? [奈良のこと]
4月4日木曜日、先日までの厳しい寒の戻りもようやくおさまり、週末にかけて暖かい(暑い?)日が戻ってきそうです。
週末には奈良市内は桜が見頃を迎えそう・・・ということで、昨日水曜日の通勤途中に奈良公園を中心にいろいろ寄り道して桜の様子をみました。
<本日の写真はすべて2019年4月3日(水)時点のものです>
今咲き始めているのはソメイヨシノ。少し肌寒さの残る淡い青色の空と白い花びらが春の始まりを感じさせる美しい桜。奈良はこの後ディアラインが特徴の枝垂れ桜 通称「オカッパザクラ」、幻の緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」、ぼってりとした花と葉っぱの緑が美しい「ナラノヤエザクラ」が順に見頃を迎えます。
まずはいつものように大仏池から大仏殿を眺めます。(自宅がきたまちなので、奈良に旅行で来られる方とは逆のルートになりますが、ご容赦ください。)
池の向こう側の道路、東大寺幼稚園の前あたりはすでに見頃です。
そのまま二月堂までの裏参道の方へ向かうと、やはり大仏殿の北側も美しい桜並木が。
裏参道のたもとの大湯屋のあたりの大きな桜はまだ咲き始めのようでした。
普通の観光客の方が見るのと反対側の大仏殿北側は、人も少なく鹿がゆっくり休んでいるだけ。
正倉院の前にあるオカッパザクラもまだまだでした。
さらに人気(ひとけ)のない場所、知足院も覗いてみます。
ここは国の天然記念物であるナラノヤエザクラの原木が発見された場所。そして2009年に原木が枯死、その後同じ遺伝子をもつ純粋種の復活に成功し、ふたたびこの場所に植樹されたという数奇な運命を持つ桜の木がありますが・・・もちろんまだ咲いていません。
それにしても来るたびに石段や土壁など荒れてるような。
一転、超メジャーな大仏殿は境内の桜も見頃で、とにかく観光の方が多い・・・。
南大門の方へ向かおうかと思いましたが、ちょっと自転車押して行くのは大変そうなので、さらに東へ迂回して春日野園地と浮雲園地の方へ行ってみます。
南大門の東側に広がる春日野園地と浮雲園地。平日ですが、たくさんの人がのんびり桜を楽しんでおられました。
鹿もたくさんいて、THE 春の奈良。
そのままバス道路を渡って飛火野へ。
こちらは桜は本数も多くなく、また見頃の木も見つけられませんでした。
そのまま片岡梅林の脇を通って、例のホテル建設現場を通過・・・。あ、そういえば週末は選挙ですね。
さていよいよ終盤、浮見堂です。
結構見頃の木がたくさんありますが、満開の頃にはもっとたくさんの桜が広がるはず。
周辺の緑地もきれいに整備されていて、外国人観光客の方々が鹿と遊んでいたり、ウェディング撮影の方がいたり(これも海外の方でしょうか)、のんびりと楽しい雰囲気です。
というわけで奈良公園のソメイヨシノの見頃はやはり週末頃。週末は人出もかなり増えると思いますが、幸か不幸か「オーバーツーリズム」とは無縁の奈良には、まだまだ隠れたお花見スポットがたくさんあります。
ぜひ一本道をそれてみて、自分だけの映える景色を探してみてください。
いろいろまわったので疲れ気味。奈良ホテルの横を一気に抜けてお店に向かいました。
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