なら国際映画祭がはじまります! [奈良のこと]
「なら国際映画祭2020」が、9/18(金)より始まります。
2010年に河瀬直美監督が立ち上げたなら国際映画祭は、今年で10年目、6回目の開催。
初めて行われた年は、確かレッドカーペットは猿沢池の五十二段の階段で行われたような気がします。「奈良で映画祭が行われるなんて!」とドキドキしながら見に行ったこと、今も覚えています。
あれからもう10年、2年に一回のこの開催、仕事の都合で大して観覧できないのですが、毎回アカートは楽しみにしているのです。
そしてこちらが今朝の五十二段の階段前のようす。
朝からせっせと階段の蹴上げの部分に、映画祭の装飾を貼る人々が・・・。
こうやって一段一段丁寧に貼っていくんですねえ。お疲れさまです!
この貼っている方々ではないのですが、実を言うと当店のお客様でもこの映画祭に携わる方が。
先日たまたま店頭に来てくださったので、幸運にも根掘り葉掘りお話を聞くことができました!
開催間近で忙しさを極めているとのことでしたが、映画の話をされるときは本当に楽しそうで、しみじみと「素晴らしいなあ、楽しみだなあ」と思いました。
というわけで、お聞きしたこととオフィシャルで発表されている開催概要を織り交ぜながら、本日は映画祭のご紹介を勝手にしたいと思います。
まず、大変特殊な年に開催されることとなった今回のなら国際映画祭、今年のチケットは紙での販売は無く、Webでのみ購入可能です。
前日までに購入する必要があるようなので、ご注意ください。また、ゲストトークなどが予定されている公演ではすでに完売のチケットもあるようです。
そしてもう一点、河瀬監督の「奈良に来てほしい」という部分にこだわって開催されてきたこの映画祭でしたが、今年ならではの取り組みで、オンライン上映も充実させているとのこと。
本当のところ、オンライン上映って提供する側からは色々な事情から敬遠されることが多いそうなのですが、今年は映画をスクリーンにかけること自体がなくなってしまっていることや、日本が比較的信頼ある国であることなどから、今回特別にオンラインでも上映できる映画があるのだそうです。
このような年になってしまったことは残念ではあるのですが、仕事の都合で観たい映画が観れないと思っていたアカートのような人もきっといらっしゃると思うので、ぜひチェックしてみてください。
全ての映画がオンライン上映されるわけではないのですが、それでも数多くの作品がオンラインで楽しめるようです。
こんな時だからこそ、お家でゆっくり映画を観るのも悪くないのではないでしょうか。
さて、気になるプログラムですが、今年も充実した内容となっています。
ざっくりご紹介すると・・・。
NARAtive2020 ジャパンプレミア上映
インターナショナルコンペティション
NARA-wave 学生映画部門
カンヌ映画祭招待作品
ユース映画審査員
ユース映画制作ワークショップ
ユースシネマインターン
カタラン・フォーカス
特別招待作品
神社仏閣特別上映
ならアートナイト
オンラインプログラム(レッドカーペットやトークセッションのライブ配信、上映作品の有料上映、ナランデヴー)
若手の映画監督が奈良を舞台に映画を制作する「NARAtive」プロジェクトのほか、沢山のプログラムが用意されていて、正直、どの作品がどのプログラム・・・というのが少々難しい(特に横文字が苦手な方には)かもしれません。
興味のある方は、ぜひオフィシャルの情報をご覧いただき、どれがどんなプログラムなのかをご確認ください。
そしてすでに各プログラムで上映される作品やスケジュールも紹介されていますので、ぜひ作品のあらすじなどを読んで気に入った映画や、スケジュールに合う上映を選んでみてください。
また、映画上映だけでなく初日の9/18(金)には東大寺でレッドカーペット、さらに奈良公園の春日野園地でセレモニーが行われます。
今回やってくるゲストも大変豪華!この映画祭のアンバサダー・斎藤工さん、特別顧問・加藤雅也さん、2018年に学生部門で審査員を務めた永瀬正敏さん、今年の審査員として行定勲さん、ギタリストのMIYAVIさん、モデルのアンミカさんなどなど・・・!
豪華すぎてぜひ見に行きたいと思ってしまいますが、こちらはゲストや会員のみが参加できます。ただ、オンライン(YouTube)では視聴できますので、レッドカーペット会員でない方はそちらを利用しましょう。
さらに春日大社大宿所ではアーティストチームによるインスタレーションとパフォーマンスも行われますので、こちらも楽しみですね。
今年はカンヌ映画祭も中止になったことですし、正直「なら国際はどうなるんだろう?」と心配していたのですが、開催されるとあって、一奈良県民、一ファンとしてとてもうれしく思います。
尽力された関係者の方々はいろいろと悩ましいこともあったかと思いますが、なんだかんだと中止になる今だからこそ無事に開催していただけるのはありがたい限りです。
もちろん、新型コロナウイルスには十分注意しつつ、映画祭を楽しみましょう。
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