ちょうど玄鳥去の頃、つばめは去っていきました [その他]
本日は秋分の日で4連休の最終日。なら国際映画祭も本日が最終日です。
楽しみにしていたアカートですが、結局会場で作品を鑑賞することはできませんでした。
とにかくこの連休、全国どこの観光地もそうだったようですが、ならまちも大変な賑わい。お店をサボるわけにもいかず・・・。
また2年後を楽しみにしたいと思います。
そして日曜月曜とダブルヘッダーだった次女と末っ子はやっとお休み。
今日は長女が出勤しています。
たまに日向ぼっこを求めて入口のドアの近くにいることがありますが、もちろん虐待しているわけではありません。
大丈夫だとは思いますが、どうぞ踏まないようにご注意いただけると幸いです。
さて、少し前の話になりますが9月17日から9月21日は七十二候の一つ『玄鳥去(つばめさる)』でした。春には「玄鳥至(つばめきたる)」という七十二候があるのですが、そのときにやってきたつばめが去る、という文字通りの時期です。
今年の夏、当店のお隣のおうちの軒先にも、ツバメさんが巣を作って一生懸命子育てしていました。その後巣から落ちていた!という話もブログに書かせていただきましたが、さらに時は流れて、そのツバメたちも無事にみんな巣立っていきました。
でも、実を言うと巣立ってからもしばらくは、夕方になると当店の看板の上に戻ってきてくれていたツバメさんたち。
夜はおそらくそこで眠って、そして朝早くに出かけ、また夜に戻ってくる・・・。その繰り返しだったようです。
一度巣立ったのに、毎日帰ってくるなんてかわいいじゃないか!そう思って、毎日閉店する頃に帰ってくるツバメさんを、アカートも密かに楽しみにしていました。
とはいえ、このところ気温が随分下がっていたので、来てくれるのはいいけれど南の島に渡る時期を逃すんじゃないか?!と少々心配もしていました。オスカーワイルドの「幸福な王子」に出てくるツバメさんみたいに、冬まで居るんじゃないかと気を揉んでいたのですが・・・。
先週あたり、やっと当店の看板にはツバメさん来なくなりました。かなり涼しくなりましたから、さすがに我慢できず?南の島へ行ったのでしょう。
また来年、どこかで会えるといいのですが。しばしのお別れです。
来なくなった時期はちょうど9/17頃。「つばめさる」に本当に去って行くんですね。
ただ、ちょっと調べてみると、姿が見えなくなったのは寒くなったからではなかったようですね。
ツバメは気温に関係なく、日照時間の長さを感知して南の島へ渡るんだそうです。そのため暑い寒いに差があっても年によってずれることが少ないので、春の「玄鳥至」と秋の「玄鳥去」は、七十二候にとり入れられているのだとか。ツバメさん、賢いですねえ。
しかもツバメは毎年ほぼ2回子育てをするうち、最初に巣立った子が兄や姉として二番めの子たちを見守ったり、子育てできなかったツバメが乳母のような役割をしたりということもあるそうです。
確かに、うちの子ツバメたちも3羽くらいの大人ツバメに世話を焼かれていました。
「なんか親が多いな」と思っていましたがあれは親だけでなく、きょうだいや謎の乳母?も居たんですね・・・。過保護にされる末っ子みたいなかんじでしょうか。
ツバメが旅立つのは、曇りの日か小雨の日だそうです。外敵に襲われないようにあえて天候の悪い日を選び、雲に姿を隠すように飛んでいくたくましいツバメたち。
高く高く舞い上がる様子は見られませんでしたが、また来年会いたいものですね。
すっかりツバメの話になってしまいましたが、明日は代休を頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
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