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修二会 本日は籠松明、そして「お水取り」です。

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3月12日、いよいよ修二会も終盤です。
タイトルの通り、もっとも有名と言っても過言ではない「籠松明」が二月堂に上がる本日。
平日ではありますがおそらくというか確実に、二月堂付近はこの籠松明を見る人で大混雑を極めます。
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籠松明
3月12日(火)19時半~
本数:11本
約45分間(奈良公園周辺の交通規制、二月堂付近への入場規制有り)

それでも行く!という方、くれぐれもお気をつけて。

ちなみに、この日は行われる行法のタイムスケジュールも少し違い、いつもは上堂(お松明)が19時なのですが、本日12日は19時半に上堂。
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さらに上がるお松明も普段は10本のところ12日だけは11本となります。
これらの違いや「なぜなのか?」を細かく説明すると少々長くなってしまうので、残念ですが割愛させていただきます。
興味のある方はぜひ東大寺さんのHPなどをご参照ください。

そして11本の籠松明が上がったあと約6時間後、日付が変わって深夜1時過ぎには、二月堂下の若狭井にて水を汲む「お水取り」が行われます。
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籠松明のあと、「お水取り」の前には過去帳の読み上げや「走り」の行法があり、「お水取り」のあとには「達陀(だったん)」があるなど、3月12日は派手な(というと語弊がありますが)行法がてんこ盛り。
ぜひ籠松明だけでなくこれらの行についてもご覧になってみてはいかがでしょうか。
とか言いながら、ACARTも修二会についてはまだまだまだまだ新入で、ほとんど見たことがありません。昨年はやっと「お水取り」を見に行きましたが、今年は全然行けてないなあ・・・。

というわけで、昨日の定休日、お昼12時頃からの「食堂作法(じきどうさほう)」とその後の「日中」のお勤めを少しだけ見に行きました。
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いつものように裏参道をまっすぐ上がって、二月堂に到着したのは12時半頃。
食堂作法はもう始まっておりましたが、その最後に行われる 「さば投げ」を見ることができました。
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「さば投げ」とは、食堂を出た練行衆が少量の残ったご飯の包みを、向かい側にある閼伽井屋の屋根に向かって投げること。
うまく屋根に乗らなかった「さば」はお世話役の人がちゃんと屋根の上に放り投げます。
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これらを目当てにやってくるのがカラスたち!ちゃっかりとおこぼれを持って帰るのが、なかなかおもしろい光景なんです。
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さば投げのあと、鬼子母神さんの後ろに整列するのもカッコイイですね。

そして食堂作法が終わった少しあと、いよいよ練行衆たちが「日中」の時を勤めに上堂します。
このときは明るいので松明は必要ありません。
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しかも出ていく様子や階段を上る様子が見られて、さらに後ろをついて登れるのもなんだか嬉しい(?)です。
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昨日の朝は雨が降っていたので、見る人も少なく、比較的「局」も空いておりました。
「日中」の勤めの前に内陣を清拭する様子や、悔過作法を少しだけ聴聞(撮影はNGです)。

ちょっとだけ二月堂 北側の休憩所に立ち寄って暖まり、練行衆の皆様より先に、ACART下堂。
すごく一瞬の聴聞でしたが、修二会の空気と焚き火の煙はしっかり吸い込んで帰りました。
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ところで、最後に立ち寄った二月堂休憩所では、12~14日まで、おうどんやお寿司が販売されます。
3日間とも夕方16時頃~その日の行が終わる時間まで営業されているそうですので、夜中にお水取りや達陀などをご覧になる方は、こちらで休憩するのもいいですね。

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奈良に春を告げると言われる二月堂の修二会、お松明だけでなくさまざまな魅力がある行事です。
ぜひ一度足を運んでみてください。


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