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墨色のオブジェ。工房アイザワの黒いカトラリー [商品紹介]

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ACART営業開始以来、たくさんの方にお買い上げいただいている当店のカトラリー。
柳宗理、工房アイザワの純銅製銀仕上げカトラリー、TI-1などありますが、やはり一番人気はお手頃価格でデザインも優れている基本中の基本、柳宗理でしょう。
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ACARTも自宅で使っているお気に入りのカトラリーで、長年愛用しても古さを感じず、使うたびに「いい食卓に見える」と思ってしまう素晴らしい作品です。
ただ、置き場所の問題なのかなんなのか、一時期に比べるとお買い上げいただく回数も少し減っているように思います。

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また、銅とシルバーの切り替えや華奢で上品な形状がなんとも美しい純銅製銀仕上げカトラリーも、人気はありますがお値段の問題かドンドン売れていく、というほどでもありません。
残念なことに、どちらも以前よりちょっとお買い上げが減っているかな?というところ。

ただ代わりにというか、売れ行きを常に保ちながら、ちょっと手に取る人が増えている?ような気がするのが 「WHITE & BLACK モノプロ + BOXER」の黒いカトラリーたち。
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さらっとマットな質感や黒々とした漆黒の美しさが最近とても好評です。
この製品、あまりに黒々として正体が不明なのか、 「何でできているの?」とよくご質問を頂きます。

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こちらは18-8ステンレスの本体にエポキシ樹脂焼付塗装という仕上げ。ちなみにエポキシ樹脂塗料は、他のアクリル塗料やウレタン塗料と比べて固く、金属との密着力が高いそうです。
ステンレス製に厚めの塗装・・・当然持った時の重量感はなかなかのものです。もちろんカトラリーですから、重くて持てない訳ではないですが、通常のステンレスカトラリーに比べて少しだけ重量があるのは否めません。
木や竹などの軽い素材がお好きな方は少し驚くかもしれませんね。

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さらに 「塗装をすれば、塗装の耐久性の強弱にかかわらず、必ず、剥げることは明白です」というカタログの言葉通り、使用していくとその塗装は少しずつ剥がれてきます。
主にスプーンのエッジの部分などから黒い樹脂が剥げ、下地のステンレスが見えてくるようです。
とはいえ、エッジの部分が少し剥げるくらいだったら、正直あまり目立ちません。
「光の加減かな?」と思うくらいで圧倒的に「剥がれてる!」という感じではないので、気付かない方も多くいらっしゃるでしょう。
また、もし剥がれていることに気付いたからといって「みずぼらしい」イメージなど一切なく、むしろその少しの傷から、これまで積み重ねてきた歴史が見えるようで、まるで戦いを重ねてきた武士のようなカッコよさも感じます。

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そんなWHITE & BLACKのカトラリー、「本来、西洋の文化であるナイフやフォーク、スプーンという洋食器の分野」に挑戦したそのスピリットが今も評価されるのか、ご購入いただくお客様のおそらく半分以上が外国の方。
お箸の文化しか持たなかった日本のカトラリーが欧米、アジアなどいろんな国の方に評価していただけるというのは、とても嬉しく誇らしいことです。
特に大きなサイズより小さなスプーンやフォーク、バターナイフなどがお求めやすいようですが、今回、人気のティースプーンが再入荷しました。

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ティースプーンですが、ティーカップとソーサーだけでなく、コーヒーやデザートに添えても素敵にその場を引き締めてくれるでしょう。
ちなみに、ブラックのほかにホワイトとレッドもあるのですが、当店ではこのブラックのみ取り扱っております。
単純に「黒が一番かっこいいと思うから」という理由だけでなく、実はこの黒のみが"MoMA permanent design collection"に選定されており、MoMA(The Museum of Modern Art=ニューヨーク近代美術館)において「後世に残すべき優れたデザイン」という認定を受けているから、というのも理由のひとつ。
とはいえ、製品としては工房アイザワにありますので、ホワイトとレッドも取り寄せ可能です。

ACART LIFESTYLE online store 「工房アイザワ」商品一覧


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