二月堂の功徳日(およく)は明日8/9です [奈良のこと]
8月8日(木)、本日も蒸し暑いです。
そういえば昨日8月7日は、東大寺大仏殿にいらっしゃる盧舎那仏(大仏)の「お身拭い」の日でした。
大仏さまにたまった1年分のほこりを払う夏の恒例行事のお身拭い、なんか大掃除的に年末に行いそうな行事ですが、毎年8月7日なんですね。
朝早くから行われていたので、残念ながら見に行くことはできなかったのですが、大仏殿には大量のほこりが舞ったそうで、そういえば我が家の付近もちょっと埃っぽかった・・・?わけないですね。
我が家が埃っぽいとしたら、それは猫の抜け毛です。
失礼しました。
さて、昨日はそんな感じで大仏さまがさっぱりする日でしたが、明日は同じく東大寺にある二月堂で、「功徳日(およく)」があります。
そもそも「功徳(くどく)」とは、寺社仏閣へ参拝するなどして得られるご利益のことを言います。が、実は参拝する日によって受けられるご利益が変わるといわれています。
年間に何日かある特別な日、すなわち「参拝すると○○日分のご利益がある」とされる日の中でも、観音様からのご利益が最も期待できる日が、四万六千日(しまんろくせんにち)。
最も有名な浅草の浅草寺では7月10日が「四万六千日」の功徳日ですが、ほかの寺社ではまた別の日ですし、東大寺二月堂では明日、8月9日が功徳日とされているのです。
ちなみに四万六千日の由来は諸説あり、明らかではないようです。一説には一升枡に入る米粒の数に相当する といわれ、「一升」を「一生」にかけて一生分の御利益がいただけるから、とか、46000日は約126年で人の寿命の限界ということになり、「一生分の功徳が得られる」、という説があります。
とにかく、参詣すると四万六千日参詣したのと同じ功徳があるというのが功徳日(およく)。
先ほども書きましたように、二月堂功徳日は毎年8月9日に行われています。この日に参詣するだけで一生分をはるかに超えるご利益があるとされるので、これは行かねば損!
ここのところ数年は行けてなかったのですが、今年はぜひ参拝したいところ。
皆様もぜひ!
ちなみに今回使用している功徳日の写真は数年前、台風のときに参拝した様子です。
悪天候のなかではありましたが、二月堂の茶屋ではおいしいお素麺が提供され(100円くらいだったと思います)、他にもお団子や功徳餅というおいしそうなあん餅も売られていました。
今年もまた台風がポコポコと生まれていますが、明日は参拝しやすいお天気になることを祈ります。