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空気の器の新作はby福津宣人(後編) [商品紹介]

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本日のブログは昨日の続きです。
春日大社国宝殿のインスタレーション「神垣」を観た直後に届いた新製品のリリースが、まさにそのインスタレーションの監修を行った芸術家が手掛けた「空気の器 by 福津宣人」だった・・・というお話。

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そんな新作「空気の器 by 福津宣人」は、すでにACART LIFESTYLEに納品されています。
リリース読んで、「ちょうだい」と伝えると、すぐに送ってくださる仕事の早い福永紙工さん。いつもながらサンプルも届けてくださいました。

以前も「空気の器を天井から吊ってみてください」というお告げとともに、吊り方の説明書まで同梱してくださった福永紙工の担当さん。おかげさまでその後の空気の器の売れ行きは凄まじいのですが、今回は「この開き方やってみてください」との説明写真が。しかも「本体に折りグセつけておきました」とのメモまで。
なんてできる人・・・!
ということで指示通りに開いた写真がこちらです。
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通常の壺のような形状に開いた場合の外側にあたる面が、壺の底の部分では外側のままですが、腰のあたりから上が逆に内側に来る・・・という説明だと分かりづらいでしょうか。
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庭園の池にある噴水から池の水が吹き上がり、放物線を描いてまた池に戻る、そんな立体的でなだらかなふくらみ。
その模様はまるで庭園に咲く花々の色が映り込んだような鮮やかな色合い・・・春日大社国宝殿のインスタレーションを観たあとだからでしょうか、思わず春日原始林の木々や草花が映し出された水面に、しずくが落ちたときの波紋の様子をイメージしてしまいました。
もしお腹が空いていたら焼きドーナツしか思い出せなかったかもしれません。あぶないところでした。

そんな福永紙工さん推奨の開き方をした「空気の器 by 福津宣人」、製品は1枚入りで3種類の模様があります。

1つ目がこちら。
空気の器 Ubud by 福津宣人
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画家がインドネシア バリ島のウブドに滞在したときの風景がモチーフなのだとか。
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ACARTも学生時代にバリ島に行ったことがあるのですが、海岸沿いの繁華街と違って、山間にある森に囲まれた静かな村は、世界中の芸術家やデザイナーが多く住み、他にはない洗練された美しさとバリ島特有ののどかな空気が印象的な場所でした。この地の森や水を印象派のような筆使いでとらえた模様は静けさや安らぎを感じさせる色合いです。
空気の器46 Ubud by 福津宣人 ¥715(¥650+税)


2つ目、
空気の器 Perpignan by 福津宣人
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「フランスのパルピニョンに滞在した時の景色。ビーチに向かう途中の花々を描いたもの」だそうです。
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ACARTもパルピニョンに・・・行ってないわ、と思って調べてみると、南仏のスペイン国境に近い街、googleの地図だとカタカナ表記がペルピニャンとなっていました。
場所がらその文化や風土はカタルーニャ風で、フランスで一番暑い地域。きっと花々も情熱的で色鮮やかなんだろうと想像してしまいます。
空気の器47 Perpignan by 福津宣人 ¥715(¥650+税)


最後は、
空気の器 Hyde Park by 福津宣人
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こちらはロンドンのハイドパークの花々だそうです。
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確かに暑い南仏パルピニョンの花々と比べると、落ち着いた色合いがイギリス的と言えるかもしれません。いわゆる花柄と呼ぶのがぴったりな伝統的なお花畑の色合いです。
ロンドンのハイドパークは手入れがゆきとどいた花壇やローズガーデンなど、美しい花がたくさん見られることでも有名です。
どうしてもストーンズやクイーンのコンサートを思い出しちゃうんですけど・・・。
空気の器48 Hyde Park by 福津宣人 ¥715(¥650+税)


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いずれの模様もその色合いだけで画家が見た風景がどんなものだったか想像してしまうような印象的な作品です。
残念ながらACARTは福津宣人氏のパターン・ペインティングの実物を直接目にしたことはまだありません。実際には絵の具の重なりや溜まり、立体的な凹凸などが、より高次元で密度の高い情報量をもって観るものに訴えかけてくるものなのだとか。

しかし空気の器になった氏の作品は、最初は平面の印刷ながら、立体に組み上げられたときに、空気の器特有の高精細な裁断によって、また別の偶発性が与えられ、違った深みを持つことができたように思います。
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隙間から覗く模様、切り取られた色、いろんな角度から眺めてみることで、改めてひとりの画家の作品を眺め直すのも、空気の器の楽しみのひとつだと思います。

店頭にサンプルがございますので、ぜひご来店の際にはご覧ください。

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