家内安全を願う身代わり申。京東都のかわいいお守りいろいろ [商品紹介]
あっという間に金曜日です。
いつの間にか2月も終わりに近づいていますね。
今年は閏年なので2月は1日多いのですが、やはりちょっと短く感じる2月。
相変わらず人が少ない奈良の街ですが、今や奈良だけでなく京都も大阪も、どこも人の出は少ないという噂ですね。
このご時世なので仕方ない、とは思いますが、こんなときだからこそ(?)の「家内安全」に関連する商品のご紹介です。
最近続けてご紹介している京東都さんの商品から「お守り」です。
この製品はもともと京都八坂の塔のすぐ近くにある八坂庚申堂の「くくり申」がモチーフです。
ご存知の通り、ならまちにも同じような庚申堂があり、「くくり申」に似た「身代わり申」があります。ほぼ同じ形だから、という理由で、ACARTはこの京東都の「お守り」を開店当初からお取り扱いしています。
6年以上前から売っているものではあるのですが、実は昔と比べて生地の種類が増えています。
お猿さんが刺繍されたものや、和菓子(栗絞り)の模様、蛸唐草や梅鶴などなど。
以前販売していた赤と白の丸や三角、四角も人気だったのですが、こんなふうにいろんな柄もとてもかわいいですね。
こちらは蛸唐草。金色の刺繍模様が入って縁起が良さそうです。
ところで、くくり申と身代わり申についてちょっとご説明しましょう。
見た目の形状はほぼ同じ。
お猿さんが手と足を一つにくくられて、吊り下げられているという「しんどい格好」をしています。
違うのは、奈良の身代わり申は赤と白の生地でできていますが、京都のくくり申は色とりどり。
こちらは奈良の身代わり申に近い赤色のもの。お猿さんの刺繍が可愛らしいです。
そしてくくり申と身代わり申では、意味合いというか役割も少し違っています。
京都のほうはくくり申の背中にお願い事を書いて、欲を一つ我慢するとその願いが叶えられる、と言われています。
それに対して奈良は特に願掛けをするものではなく、家族の人数分の身代わり申を玄関先に吊るすと、災いから家族を守ってくれる、と言われています。しんどい格好のお猿さんが家族の代わりに災いを受けてくれる、なんて言い方もしますね。
こちらは栗絞りの和菓子柄と洛中洛外図模様。黄色い身代わり申というのは見たことがないので、くくり申に近いイメージと言えますね。
最後にこちらは「かちんシリーズ」の金魚柄と同じ模様。でも墨色ではなく淡いグリーンで水草模様が入っています。こんな柄もあったのですね。
さて、そんな感じで似て非なるもの「くくり申」と「身代わり申」。
今回ご紹介するこちらはインテリアですが、家内安全を願って家に吊るすとなんかかわいくて家庭円満になりそうです。
ぜひ、奈良を訪れた記念にもいかがでしょうか。
最後に今週末は3連休ですので、猫スタッフがやってきます。
3日間ありますので、まず明日土曜日は次女と末っ子、日曜日が長女、月曜祝日が次女と末っ子です。
今週末はまた少し暖かくなる?という予報なので、ぜひならまちへお越しください。