岩戸(?)に篭もった猫スタッフと古事記のワッペン [商品紹介]
あっという間に3連休も最終日です。
巷では例のウイルス騒ぎも相変わらず収まりませんが、昨日と一昨日は奈良にも少し人が戻ってきた感がありました。
もうどこへ行っても同じ、ということなのか、奈良は意外と安全、ということなのか、奈良の鹿かわいそう、ということなのか・・・。
何にしても、お越しくださった方やお買い物してくださった方にはお礼申し上げます。
当店には一昨日も出勤していた猫スタッフ次女と末っ子がおります。
おります・・・?どこに?
あれ?隠れてる?何してるの?
実は一昨日お越しになった興奮気味のお子様が少々怖かったようで、なんだかソワソワしているのです。一昨日家に帰ったときは妙に元気だったんですけどね。
「おーい、大丈夫ですよ」と言って引っ張り出そうとすると余計出てこない。
そう、そんなもんですよね。
まあ、放っておけばそのうちに「大丈夫」とわかって出てくると思うのですが。
あ、わかった。こっちで楽しそうにおやつでも食べてれば(人間が?)、おやつ欲しさに出てくるはず。
ほら。でてきた。
ん?これってなんかに似てますよね。
あ、そうそうこれこれ。
京東都 ワッペン 天岩戸 ¥770(¥700+税)
古事記より。
太陽神である天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴に心を痛め、岩戸に篭ってしまう。世界は暗闇となり植物が枯れ病気が蔓延した。
困った八百万の神々が、芸能の女神で踊り子である天鈿女命(アメノウズメ)に岩戸の前で踊らせたところ、その楽しげな様子に岩戸の扉が少し開いた場面。
・・・だそうです。
さすが太陽神の天照大神。ちょっと光ってる!
その後、天手力雄神(あめのたぢからお)が外にひっぱり出して、完全に岩戸から出られたので、世界に光が戻ったそうです。
猫が出てきたACARTにも、光が戻りました。
めでたしめでたし。
実はこの神話、奈良にも少し縁があるようで、天照大御神が隠れた天岩戸と言われる巨石がご神体となっている神社が、橿原市にあるんです。
ぜひ行ってみたい。
ともかく、そんな神話の一部を表現したワッペンが入荷してございます。
他にも・・・
京東都 ワッペン 八岐大蛇 ¥1,100(¥1,000+税)
古事記より。悪行により高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)が出雲を通りかかったところ、美しい娘、櫛名田比売(クシナダヒメ)と老夫婦が泣いていた。
夫婦には元々8人の娘がいたのだが、1年ごとにやってくる怪物に順番に食べられてしまったのだという。
その怪物とは、火を吹く8つの頭と8本の尾を持つ八岐大蛇(ヤマタノオロチ)。
今年もオロチがやってくる時期が迫っていて、このままでは最後の娘もオロチの餌食となってしまう…とのこと。
娘との結婚を条件に退治を請け負った須佐之男命は、八岐大蛇に酒を飲ませて酔わせ、見事勝利。約束通り姫を妻として迎えた。
八岐大蛇がチンアナゴっぽい、という話もありますが・・・。
めっちゃハッピーエンドじゃないですか!
また須佐之男命はこのオロチ退治の際に草薙剣(後に ヤマトタケルが使用し三種の神器の一つとなる)を手に入れたそうです。
それにしても須佐之男命って結構したたかですね。
最初にご紹介した「天岩戸」では天照大神を困らせ、さらに何かの悪行で追放されたにも関わらず、大蛇を退治してキレイなお嫁さんと剣をゲット。
そんなもんかもしれませんね、人生って。
というわけで、2つの神話ワッペン、どうぞよろしくお願いいたします!