6月から東大寺や興福寺も徐々に再開。 [奈良のこと]

5/30(土)、明日日曜日で5月も終わりです。
そんな土曜日、残念ながら今週も猫スタッフは自宅待機中です。

次女と末っ子は仲良くお休み。

長女は別室で静かにお休みです。
どうぞご了承ください。
さて、少しずつ奈良の街が活気を取り戻していく中、観光地であり祈りの場でもある、東大寺と興福寺について業務再開の情報が入ってまいりました。
まずは大仏さまでおなじみの東大寺。

4月24日から停止されていた大仏殿を含む諸堂の拝観ですが、5月14日の宣言解除に伴い、まずは大仏殿の拝観が6月1日(月)より再開されます。

ただ、新型コロナウィルス感染拡大予防のため、以下のような対策が取られます。
・拝観時間の短縮
・おみくじの利用停止や柱のくぐり抜けの使用停止
・一時間辺りの堂内(廻廊内)拝観者数の制限
【6/1からの拝観時間】
大仏殿:8時30分~16時
二月堂:通常通り開扉ですが、正面の畳の間へは上がれません。

更に、このような形での参拝が問題なく運営されるようであれば、大仏殿以外の諸堂においても6月15日(月)より拝観の再開を予定しているとのことです。
【6/15からの拝観時間】
大仏殿:通常拝観(7時30分~17時30分)
法華堂・四月堂・不動堂・戒壇堂・念仏堂・指図堂 : 拝観再開(8時30分~16時)その後、問題が無ければ、2週間後を目処に通常の拝観時間に移行。
東大寺ミュージアム : 引き続き休館(7/23再開予定)

上記の通り東大寺戒壇院戒壇堂は6月15日(月)より拝観再開となる予定ですが、保存修理及び耐震化工事のため令和2年6月30日(火)で再び拝観停止となります。停止の期間は約3年の予定。
その間、以下のような措置が取られます。
1.四天王立像が東大寺ミュージアムへ安置され、7月23日よりミュージアム展示室内で拝観できます。
2.拝観停止となる戒壇堂に代り、通常非公開の戒壇院千手堂が7月4日より特別に公開されます。

なお、4月1日から毎日正午に行われている大仏殿でのお祈りについては、6月1日以降も引き続き行われます。そして拝観再開となる節目の6月1日正午には一山僧侶で厳修されるそうです。
ただ、4月11日より継続していた大仏殿内のインターネット中継は、6月1日正午の法要をもって終了となります。楽しみにされていた遠方の方は残念かもしれませんね。
ぜひ、状況がもう少し落ち着きましたら、現地でのお参りへ足をお運びください。
東大寺についてものすごくざっくりまとめると、6/1から大仏殿が再開、その他は6/15から、そして戒壇院戒壇堂は一旦拝観再開となりますが7/1からは再び拝観停止となる、ということです。
次は興福寺。

こちらも宣言の解除を受け、時間を短縮するなど感染拡大防止対策を徹底した上で、6月1日から部分的に拝観業務等が再開されます。

【拝観時間】
国宝館:10時~16時(最終受付15時45分)
東金堂:10時~16時(最終受付15時45分)
中金堂:拝観停止を継続
※一言観音堂は堂内(畳間)への参拝を再開します。
※国宝館内のトイレはしばらくの間利用できません。(トイレは、南大門跡の「五十二段北」看板の公衆トイレ、または登大路園地の公衆トイレなどを利用)
※東金堂や南円堂・一言観音堂の鰐口の紐、一言観音堂内の木魚、手水舎の柄杓などは、当面の間下げられています。

【ご朱印授与】
南円堂納経所:10時~16時(最終受付15時30分)
【売店、駐車場】
国宝館内ショップ:10時~16時
無料休憩所売店:6月15日から営業再開予定
勧進所内売店(アーパナ):10時~16時
南円堂売店(納経所東隣):10時~16時
駐車場:10時~16時

そして東大寺も興福寺も拝観にあたって以下のような「お願い」があります。
・アルコール消毒液による手指の消毒
・堂内・館内でのマスク着用
・飛沫感染を防ぐべく、堂内・館内ではお静かに。
・堂内・館内の手すりや展示ケースなどにはお手を触れないように願います。
・拝観受付、堂内・館内、売店、朱印受付では、前の人との間隔を開けて並び、
ソーシャルディスタンスの確保を。
・堂内・館内などが混雑する場合は、一時的に入堂・入場を制限。
どの施設でも(当店のような小さな店でも)お願いしている基本的なことですが、ご理解ご協力いただき、参拝ください。
いよいよ奈良の大きな寺院も業務が再開されます。
今後ますます奈良を訪れる方が増えるかもしれませんが、最大限の注意をしながら過ごしていきたいと思います。