SSブログ

確かにことばをこえられる?KAMI POPPER [商品紹介]

DSC06944mc.jpg
ぱんっ!とクラッカーから飛び出し、ひらひらと舞う色とりどりの紙片。
その中のいくつかには送り主からの心温まるメッセージが書かれています。

と、急に驚かしてすみません(しかもクラッカーで)。
本日は久しぶりの新製品のご紹介です。こちらはかみの工作所でお馴染みの福永紙工さんより、4月15日に発売された「KAMI POPPER」です。

クラッカーを模したデザインの紙の三角形は、なんと定形外郵便で送ることができるお手紙、「ペーパーカード」。
福永紙工さんのペーパーカードといえば、数年に一度開催されている「コンペ」がすっかり有名になっておりますが、こちらの製品もそこから生まれたもの。今年開催された第三回目の「ペーパーカードデザインコンペ2020」の優秀賞を受賞した作品をもとに、製品化されたものなんです。
ちなみに過去のペーパーカードデザインコンペ出身作品といえば、当店でもいまだに人気の衰えない「星空の封筒」。第一回の優秀賞受賞作品でした。
夢と遊び心と驚きが詰まった、ワクワクする作品が誕生するので、ACARTも毎回楽しみにしているのです。


それでは、早速詳しく見てみることにします。
せっかくなので「送る」をとばして「受け取った」ところから。

DSC06984mmm.jpg
このかたちで郵便受けに届きます。写真では立体的に見えますが、それは封筒のグラデーションによる錯覚で、実際は普通の封筒くらい・・・固定資産税の請求書とか、クレジットカードの書留とか、そんなちょっと厚めの封筒ぐらいです。
受け取ったら、てっぺんの赤い部分の切り取り線に沿って封を開けます。

DSC06994m.jpg
そして収納されているクラッカーの紐にあたる部分を、結構思い切って引きます。
紙なのでちぎれないか心配ですが・・・大丈夫、ちぎれません!
DSC07000m.jpg
いっぱいいっぱい、「RELEASE」という文字が見えるところまで引き、弓矢の要領でパッと離すと・・・

DSC06937mm.jpg
ひらひらと舞う紙吹雪・・・色とりどりの紙片には、送り主からのメッセージが書かれている、というわけです。
か、かわいい!クラッカーというのがまたなんともノスタルジーではないですか。

と、一応文字で書いてみましたが、かみの工作所さんの公式動画がありますので、その素敵な開封の様子は動画で見ていただいたほうがわかりやすいと思います。



DSC06931m.jpg
ちなみに送る側の作業としては、買ってきたら、スリーブ状になったパッケージを脱がして、内側に隠れている紙吹雪役の紙片に、メッセージを書きます。
DSC06946m.jpg
そして発射台であるてっぺんの部分に紙片を仕込み、両面テープを閉じてしまえばできあがり。受け取った人が驚く様子を想像しながら、いそいそと仕掛けをつくる、この「企て(くわだて)の時間」がまた楽しいのです。
DSC06982m.jpg
クラッカー型の封筒の裏側には、受け取った人が迷わないよう開封方法も書かれているので、安心ですね。

今の時代、メールやSNS、動画やオンライン会議などを用いることで、言葉を使ったコミュニケーション量はむしろ増えているのかもしれません。
しかしこの奇妙な形の「紙」という媒体を使うと、極めて非効率でアナログな工程が必要になります。
受け取った人の顔を思い浮かべながら準備し、それが物理的に運ばれ、そして今度は受け取った人が、ニヤニヤしながら準備した、送った人の顔を想像する・・・。
デジタルなら一瞬でできることを、時間とお金をかけて「わざわざ」する行為。
でもそうすることでしか生じ得ないコミュニケーションの質は、また一味もふた味も違うものになるでしょう。

「ことばをこえる」これが2020コンペのテーマだったそうです。確かにこれならこえられそう。
毎回、紙という素材の無限の可能性を感じる楽しいコンペ。
今回もまた名作の予感がします。

DSC06927m.jpg
KAMI POPPER ¥990(¥900+税)


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:インテリア・雑貨

インテリア雑貨店ACART LIFESTYLE/アカートライフスタイルのオフィシャルブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。