賑わいが戻った観光地。アカートの私的見解です。

10/6(火)定休日明けです。
先週末はたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。今週も一週間、どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、本格的に始まったGoToトラベルの影響で、観光地に賑わいが戻っているとニュースなどではよく言われています。テレビに映るのは、人出の増えた観光地やホクホクするお店の人･･･ですが、ならまちは一体どうなんでしょう？
「奈良に行きたいけど大丈夫かな？」という方のためにも、そして自らの備忘のためにも、ちょっとだけ様子をお伝えします。


まず、9月の終わり頃からでしょうか、少しずつ目立つようになってきたのが、観光MAPを片手に歩く人々です。
これまで旅行の方は戻りつつあったとはいえ、どちらかというと観光客・旅行客であることを前面に出す、という感じではありませんでした。あくまでも、近くから、ちょっとだけ、そう、こっそり･･･、そんな空気だったのです。それがあからさまに「観光です！」という方々がかなり増えました。
手にはスマホの地図か観光MAP、そして地域共通クーポンを携えて。レンタサイクルもよく見るようになりました。

また平日には遠足や修学旅行の子供たちが徐々に戻ってきています。
全体のざっくりとした雰囲気だけで言うと、かなり1年前の奈良に近くなってますね。もはや観光客が肩身の狭い思いをする、なんていう感じではなくなっています。


ただ1年前と少しだけ違うのが、クルマが多いということ。アフターコロナ、ニューノーマルで公共交通機関ではなく自動車での移動が増えているようで、駐車場がどこもいっぱいだったり、お店の前がクルマで埋まることもしばしばです。

ですので特にお子さまをお連れの方などは、飛び出したりしないように十分お気をつけください。またドライバーの方は、人だけでなく鹿さんにもお気をつけいただけると幸いです。


そしてアカートが意外と恩恵を受けつつも苦慮している地域共通クーポン！
使ってくださる方はものすごく多いです。まだ使える場所が限られているからというのもあるかもしれませんね。
このクーポンは、旅行の総額に応じて上乗せで貰えるようなものですから、キャッシュレス還元などより身銭を切る感覚が少なく、とにかく「使う！」ということに対してのモチベーション高めな方が多いようです。
その結果、普段だったら買わないような余計なもの(?)を買ってくださる傾向が強いような気がします。そして使用期限が極めて短いため、今どうしても買う必要がないもの(??)を買う傾向も。
お店側にとってはとてもありがたいことですね(今買う必要のない余計なもの販売店の私見です)。


ただ残念ながら当店は紙のクーポンのみのお取り扱いで、電子クーポンは使用できません･･･。電子クーポンをお持ちのお客様にはご不便をおかけしてしまい、本当に申し訳なく思います。電子クーポンの使えるお店(すごく少ないと聞きました)を探して途方に暮れるお客様を見るのは、当店も大変胸が痛いのですが･･･。
今後もし電子クーポンを使えるようになりましたらお知らせしますが、その可能性もあるのか無いのか不明です。とにかくすみません、すみません。

というわけで、GoToトラベルで奈良や隣接県にお越しの方で、「クーポンをアカートで使ってやろう！」とお考えの方、もし万が一いらっしゃいましたら、ぜひ「紙クーポン」をご選択ください！当店だけでなく、紙は使えるけど電子クーポンを使えないお店が意外とあるようですので、もし選べるのであれば紙クーポンをお選びいただいたほうが、使えるお店は多くなるかと思います(こちらも個人的見解ですが)。


そんなこんなで、奈良に人が、観光客が戻ってきた！というのは正直なところです。でも海外の方がたくさんいらっしゃった頃とは、やはり色々と違います。
お国柄にもよりますが、買うものがないのに店に入るという行為が普通じゃない(カフェに入って注文しないみたいな感じでしょうか･･･)という国は多いようで、ヨーロッパ、アジアともにご来店いただけば何かしらお買い物していただけるケースが多かったように思います。
今は日本の方だけなので、ただ見るだけや、散歩のついでに、という方の比率が劇的に増え、賑わっていても売上が驚くほど少ない･･･という毎日です。厳しいですが、これもまた変化のひとつです。

コロナ禍という今の状況が、日本の小さな観光地の小さな店に与えている影響。小さいことのように見えますが、小さな店にとってはなかなか大きなこと、ですね。

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