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一枚で何役も。「あひろ屋」のてぬぐい [商品紹介]

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このブログに度々脇役として登場する「あひろ屋」さんのてぬぐい。
ACART LIFESTYLEオープン時からお取り扱いさせていただいてるのですが、季節柄なんとなくブログの話題にできていませんでした。
手を拭くのに季節も何もないはずなのですが、なんとなく、てぬぐいって涼しげな印象なんですよねー。
というわけで、暑くなってきたことですし、きちんとご紹介したいと思います。

ハンカチより大きくて拭く面もたくさんあるし、何かと便利な手ぬぐい。
半分に折ってランチョンマットにしたり、出入口に吊るして暖簾風にしたり、ティッシュカバーに使ったり、お弁当を包んだり、用途もいろいろ。

ACARTスタッフも割と好きで素敵なのがあると買っちゃうんですが、どこか和風でデザインも重くなりがち。なかなか「これ!」というのがない…と思っていました。
ところが、「あひろ屋」さんの手ぬぐいはとても軽やかでモダン、渋くてカッコいい柄が多いのが特徴。その独自の世界観が一目で気に入って、お取り引きのお願いをしたのでした。

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「あひろ屋」さんの手ぬぐいや風呂敷は、そのデザインとウェブショップの運営を店主「あひろ屋」さんがされていて、製作は職人さんや工房に依頼するスタイル。
手ぬぐいは注染という染め方で作られていて、注染とはものすごく簡単に言うと「型紙を載せた布の上から防染糊を置いて布を折りたたみ、染めたい部分のまわりに糊で土手を作り、その土手の内側に染料を注いで布を染める技法」です。染料は布の下側に抜けるため、布の芯まで染まり、裏表なく染まるのが特徴です。
なんて簡単に書いてしまいましたが、職人さんの手によって沢山の工程を経て作られている「注染」。このブログでお伝えするには奥が深いので、ご興味のある方はご自身でお調べいただければと思います。
とにかく、裏表なく染め上がることと少し滲んでいる部分があったり、色合いもその時のコンディションによって微妙に変化したり、というのが特徴。
また、「出したい柄や色が思い通りに出るかどうか」というのもやってみないとわからないそうで、それも注染のおもしろさとか。あひろ屋さんのデザインと職人さんの挑戦が美しくコラボしてできるのがこの手ぬぐいなのです。

オリジナルのデザインはモダンにしてどこか懐かしく、繊細かつ大胆。
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籠目を三色の濃淡でボカシ染にした「籠目」、
源氏香・全52種の図を1枚の手ぬぐいに表現した「源氏香図」など、伝統柄をアレンジしたものや
「ほしいな~」と思ってなんとなく描いた「鉄瓶」
実を落とした後の風情ある蓮を渋い色合いで表現した「蓮花果托」など、どれも個性的でかっこいいのです。
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さらに柄には意味があるものも多く、
「難転に通じる」ということから縁起の良い木とされている「南天」
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固い蔓をもつことから”結びつき”を願って婚礼衣装等に用いられる「鉄線(クレマチス)」の柄をさらに繁栄を象徴する唐草文様にアレンジした「鉄線唐草」など奥が深いのも魅力の一つです。
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自分用に好きな柄を買うも良し、美しい柄の手ぬぐいをその柄のもつ意味と一緒に誰かにプレゼントするなんていうのも粋ではないでしょうか?
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