あの夏祭りを思い出す。奈良の金魚とぽいぶみ

紫陽花がキレイに咲き始めましたね。
菖蒲の季節が終わって紫陽花が咲き始めると「ああ、6月だな」と思います。もうすぐ夏です。
奈良の名産といえばいろいろありますが、これから夏に向けて最盛期をむかえるもの、それは金魚です。

奈良市のお隣、大和郡山市は「平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町」というキャッチフレーズを掲げるとおり
全国で有数の金魚の産地です。
夏には全国金魚すくい大会などもあり、大人から子供までたくさんの人が訪れて金魚すくいの腕を競います。
その様子は奈良の地方ニュースでは必ず紹介され、それを見ると「ああ、夏だなあ」と思う・・・、のは奈良の人だけですかね？

とにかく。そんな奈良の夏のイメージにぴったりな新商品が入荷しました。

「ぽいぶみ」
その名のとおり、金魚すくいで使うポイにメッセージを書いて送ることができるレターセットです。
ご覧の通り、とってもキュートなルックスで、今までのACARTにはちょっとなかった感じ。


ポイは透明の封筒に入っており、そのクチの部分を赤いビニール紐で封をするようになっています。
そう、この封筒はすくった金魚を持って帰るあのビニール袋のイメージなのです。


この紐を解いてポイを取り出し、和紙の部分にメッセージを書きます。
封筒は表に宛名、裏に差出人の名前を書いて、120円切手を貼ります。
最後にポイを封筒に戻し、赤い紐をもとどおりに通したら、そのままポストに投函。
紐は互い違いに通すので、途中でポイが落ちてどこかにいってしまう心配はありません。


ちなみにポイの和紙は金魚すくいに使う本物と同じで、子供用の4号紙が使われています。
大人用の7号紙より丈夫なので、ボールペンやえんぴつ、墨汁や筆ペンなど筆記用具なら何でも使えますが、強くひっかくと破れてゲームオーバーになるのでご注意を。
ってポイに大人用と子供用があるということを今回初めて知りましたが・・・。


またポイはプラスチック製のものと針金のものがあります。
針金のほうは1つずつ手作りでつくられています。

　ぽいぶみ（プラスチック）　桃色／水色／檸檬色　各税込￥562（本体￥520）
　ぽいぶみ（針金）　税込￥886（本体￥820）


そんな商品情報を丁寧に教えてくださったのが、この商品の作者であるデザイナーROKKANこと大八木祥平さん。彼のブランドROKKANはACART LIFESTYLEでは今回初めてお取り扱いさせていただくブランドです。

もともとはグラフィックデザイナーとして活躍しておられた氏は、2013年からプロダクトブランドROKKANを、この夏からは1CHICA8ACHICAをスタートさせる今注目のデザイナーです。


ACART LIFESTYLEとしては、以前からROKKANさんの作品に注目していたのですが、
どうも東京でしか展開していないようだ、とか新進気鋭のデザイナーさんだしそもそも当店のような小さな店とお取引してくださるのか？とか悩むばかりでアプローチできず、月日は流れてしまいました。
「なんとかしてお取り扱いしたいな～」と思っていた矢先、運命としか思えないまさかの展開が。
偶然にも当店にROKKANさんのお身内の方がお客様としてご来店されたのです。こんなことってあるんですね。
そして世間話からちょうどその頃雑誌「装苑」にROKKANさんが取り上げられていたことが話題になり、しかもその「装苑」をACARTがその日買ったばかりでお店にあり、さらには「実は身内です」というカミングアウトをいただき、結局その方からご紹介していただくことになったのです。
なんたる偶然。これはもう「お取引するべくしてそうなった」としか思えません。

もちろん全ての商品について「出合うことができた喜び」を感じておりますが、このROKKANさんについては何かご縁のようなものを（勝手に）感じてしまった出来事でした。
しかもこの方の作品はちょっとロマンチックなものから少しだけブラックな感じなものまで実に様々なので、ちょっと「変わった人」なのかしら？と思っていたのですが（ごめんなさい）、当のご本人はACARTごときの小さな質問にも答えてくださる、いたって真面目で好感の持てる素敵な方。
なんや、ええ人やんか。と勝手に身構えて勝手に安心したのでした。


こんな素敵なROKKANさんの作品、実はまだ他にもお取り扱いの予定があります。
もうすぐ店頭にも並べますので、また近いうちにご紹介させていただきますね。
もちろん「ぽいぶみ」はすでにお店にディスプレイしてありますので、店頭でお手にとってご覧いただき、
ぜひぜひ今年の暑中見舞いや残暑見舞いにお役立てください。

タグ：ROKKAN ぽいぶみ