名前が無いほうが想像が膨らむ?南部鉄器の栓抜き。 [商品紹介]
定休日明けの火曜日です。空気はピリッと冷たいですが、木々の枝にはそろそろ新芽が膨らみかけています。
いいお天気でそろそろ長かった冬も終盤ですね。
明日はめずらしく週半ばの祝日ですが猫スタッフは出勤いたしませんのでご注意ください。
さて本日も新商品のご紹介です。
岩手県盛岡の南部鉄器工房である釜定。
少しでも鉄器に興味がある方なら必ず名前は聞いたことがあると思います。
数ある南部鉄器工房の中でも、特にデザインセンスの高さで有名な釜定の製品は、日本の工芸品としての伝統を守りつつ、どこか現代的で洋風な趣を持ち合わせていることで有名。他の南部鉄器とはひと味ちがう独特な世界観を持っているのです。
そんな釜定から、かわいらしい鉄器の栓抜きが4つ届きました。
輪郭は確かに栓抜きのそれですが、細かなディテールをに目を凝らすと、いかにも不思議な造形です。
どこの国でいつ頃作られた物なのか?一見するとわからないそんな感じです。
人間?大木?古墳?何かをモチーフにしているようでもあり、抽象的、幾何学的な記号か何かのようにも見えます。
土偶か埴輪についているような紋様があったり、先が丸かったり角張ってたり。長いのも短いのも。
まるで作り手が鉄という素材を自由に操って遊んでいるようなかたちをしています。
そんな作家は、盛岡の老舗鉄器工房の3代目、宮伸穂(みや・のぶほ1952-)氏です。
氏はフィンランドに住んでいたこともあるそう。
釜定の製品全般にただようモダンな感性はそういうところに由来するのかもしれません。
今回入荷したのは4種類。それぞれ作品番号の名前がついているだけで特にモチーフが明示されていたり題名がついているわけではありません。
こちらは「130」という製品。大きさは38x103x6mmで居酒屋なんかで見かけるビール会社の刻印が入ったような栓抜きと比べると一回り大きいサイズです。
今回の4つの中では唯一直線のみで構成されたシャープなデザインでモダンです。
これは「154」。サイズは50x120x6mmで、ずっしりとした重量感と丸く「ふくよか」なラインが特徴的です。大きさの異なる三角の意匠も相まって何かの象徴のような意味ありげなカタチ。
「155」は45x122x6mmと一番背が高く、シャープな直線と丸い模様が合わさった幾何学的なデザインです。細長い台形の柄の部分がどっしりとしていて存在感があります。これ1つだけをオーナメントとして飾っても格好いいです。
最後は「159」。48x80x6mmと最も小さく可愛らしい。古墳のような輪郭に大きめの穴があり、軽やかな印象です。シャープなラインで構成されたどこかの国の文字のようでもあり、ロゴマークのようでもあり、いろんな想像ができてしまう不思議な図形です。
価格はいずれも¥1,188(税込)です。
小さなからだに南部鉄器の魅力をぎゅっと凝縮した逸品。
鋳肌を愛でるなら、鉄鍋の前にこれから始めてみるのもいいかもしれません。
オーナメントとして壁にかけたり棚に並べれば民族博物館ぽい雰囲気も出せます。
最近栓なんて抜かない・・・なんて言わずにぜひおそばにおいてください。
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昨夜は大仏殿の前、『鏡池』でのお仕事でした。
おそらく今夜も‥
噴水に光を当てての【ショー】ですわ
by お試し警備員のぷー (2015-02-10 13:24)
ぷー さま
今日もお仕事でしょうか?
毎日寒い中での警備、大変ですね。
風邪などひかないよう、どうぞお気をつけください。
鏡池、行けたら行ってみます。
by acart (2015-02-12 11:10)