春間近。いろいろ開きます。 [奈良のこと]
お水取りが終わり、ホッと一息といった感じの奈良。
本日は朝からとても暖かく晴れた良いお天気となっています。
急に春らしくなったと思ったら、今週末3月21日は春分の日なんですね。
春分の日はお昼と夜との長さが大体同じで、その春分の日をはさんだ前後3日は春のお彼岸。というわけで明日は彼岸の入りです。
お彼岸ですのでご先祖さまにおはぎやぼた餅をお供えして、お墓参りをされる方も沢山いらっしゃることと思います。お墓参りも雨だと少し大変になりますので、週末は晴れるといいですね。
お彼岸といえばもちろん食べるのはぼた餅。おはぎと言う名前で売られていることが多いのですが、おはぎは秋のお彼岸に食べるもので、春のお彼岸に食べるのはおはぎではなくぼた餅なんだそうです。
「はぎ」=「萩」は秋のものでぼたもちの「ぼた」は春に咲く牡丹からきているから、だそうですがこれも諸説あるみたいですし、地域によってちがうのかもしれません。名前は違ってもおはぎとぼた餅はほぼ同じものみたいなので、あまり気にせず美味しくいただくのが一番ですね。
さて早春の奈良では今週末、若草山が開山されます。
そもそも閉まってることが意外でいつも開いてそうな若草山ですが、開山期間は3月第3土曜日から12月第2日曜日と決まっていて、それ以外の冬季は閉山していて登ることができなくなっているのです。
若草山のお膝元に住むACART的には毎日眺めるだけで決して登るものではない、というのが実のところ。だってかなりの傾斜ですので歩いて登るとつらそうなんですもの。ごくたまに山麓まで行ってものどかに草を食む鹿を見るだけで満足してしまいます。
ところが開山されて春になった若草山を見ると、山肌にはポツポツと黒い点が・・・。
そう、人が登っているのが遠目にわかるのです。ゴールデンウィークなど、気候の良いときにそんな若草山を見ると「ああ、今日は沢山登ってるなぁ」と観光シーズンであることを実感します。遠くから見ても何となくお洋服の色が明るかったり、忙しく動く様子がわかったりすると「なんだか楽しそうだな」とこちらまで心が和んでしまいます。
まぁ、登りはしないのですけど。
今週末は開山のイベントとして鹿せんべいとばし大会も行われるようですので、我こそはと思う方はぜひ足をのばしてみてください。3月21日(土)の開山初日は入山無料となるそうです。
■鹿せんべいとばし大会 若草山山開き大会
2015年3月21日(土)、3月22日(日)
受付 : 9:30~(各日 先着500名)
開始 : 10:00~15:00 ・参加料 300円 若草山入山料
開催場所:若草山 南ゲートより入山→若草山ふもと受付終了後、中腹の鹿せんべい飛ばし会場へ。
3月21日は入山無料。3月22日は有料:大人150円(小人80円)。
ちなみに去年の秋頃には、猛毒をもつ「かえんたけ」というキノコが若草山で見つかったことがちょっとしたニュースになっていました。
さすがに自前の写真はないのでワッペンでイメージを。こんな感じだそうです。
※『カエンタケ』の特徴
・表面はオレンジ色から赤色
・形は円筒形または、土から手の指が出ているような形
・発生時期は夏から秋
・手で触れるだけでも皮膚炎を起こす恐れがある
・食べると短時間で下痢・嘔吐などに始まり、運動障害・言語障害・多臓器不全などの症状を引き起こし、死に至る恐れもある。致死量はわずか3g程度。
発生時期は夏~秋ですので現在は生息していないようですが、これからの時期は要注意ですね。見つけても手を触れないようお気をつけください。
コメント 0