今年の采女祭りは日曜です

楽しかったシルバーウィークも終わり、昨日からお仕事の方も多いのではないでしょうか。
でも本日がんばればまた土日がやってきますので、次のお休みのことでも考えて乗り越えましょう。
奈良では今週末、采女祭が開催されます。
一週間ほど前から猿沢池の真ん中には管絃船が停泊していて、池の周囲には提灯がぐるりとまわっています。
というわけで采女祭感がすごいです。



昨年もご紹介した気がしますが、采女祭についてもう一度おさらいです。
奈良時代、天皇の寵愛が薄れたことを悲観し猿沢池に入水した采女（後宮で天皇の給仕をする女官の職名）の霊を慰めるために始まったという采女祭。
実は入水していない、とか故郷に帰った、などの説もあるようですが、上記の説が一般的で、その采女のために建てられたお社が猿沢池のすぐそばにある采女神社。

采女祭は毎年中秋の名月の日に行われ、今年は9月27日(日)です。
実は昨年初めて見にいきましたが、月曜日にもかかわらず花扇奉納や管絃船の儀を見る方で猿沢池の周辺は通り抜けることもできないほどでした。
今年は日曜日ですので、いつも以上に見物する方が多くなるかもしれませんね。必死で見学するあまり池に落ちないようにご注意ください。


簡単なスケジュールは以下の通りです。
9/26 17時～18時 宵宮祭
9/27 17時～ 花扇奉納行列（JR奈良駅前～猿沢池）
18時～ 花扇奉納神事
19時～ 管絃船の儀
場所：采女神社・猿沢池


お渡り式などを終えた19時頃から花扇をのせた管絃船が雅楽の調べとともに池を巡り、最後に花扇を池に浮かべて采女の霊を鎮め、同時に人々の幸せを祈ります。
そしてこの日は釆女神社の前で、仲秋の名月の月明かりで縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられる糸占が授与されています。
ご興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

ちなみにこの管絃船には体験乗船できます。采女祭の絵馬付きで大人は1200円。普段なかなか行くことのない猿沢池の上から五重塔などをご覧いただくことができます。

そして大好評のシェフェスタは今週末まで。シルバーウィーク中に行けなかった方はぜひ今週末に。




また、少し先になりますが大人気の日本酒のイベント「第4回 酒なら日本酒 秋の奈良で酒めぐり」が10/4（日）に開催されます。

「酒なら日本酒」は奈良の地酒のおいしさを知っていただくため、12の飲食店が1店1蔵の日本酒とそれに合う肴でおもてなしするイベント。
実は春にも開催されていたのですがご紹介しようと思ったときにはチケットが完売していて、参加したくてもできない状態になっていたのでご紹介もやめたのでした。
今回こそは、と思ったもののチケットはどうやらあと少しのようで、また機会を逃してしまいそうなので急いでご紹介というわけです。
その売り切れ間近のチケットは前売りのみで1500円。当日券はありませんので参加をお考えの方はどうぞお早めにご購入ください。

9月最後の週末はシェフェスタや采女祭のある奈良へお越しください。

タグ：采女祭 酒なら日本酒