見た！大仏蛍（写真なし注意）。

よく晴れて暑い6月18日（土）。
猫祭り中ということで、本日は次女の猫スタッフが出勤しています。
相変わらず脱走祭りでお店でじっとしていることのほうが少ない彼女。昼を過ぎたら少しおとなしくなると良いのですが・・・。


さて奈良公園登大路園地では、昨日からオクトーバーフェストが始まっています。

昨日の帰りに少し様子を見ましたが、お仕事帰りの方やご家族連れなど、沢山の方がドイツビールやお料理を楽しんでいました。
ちなみに土曜日の本日は11時から営業しています。お天気も良いのできっとビールがさらにおいしいはずですが、とても暑いので熱中症や日射病には十分にお気をつけ下さい。

というわけで昨夜はACARTもおいしいビールのお祭りへ・・・は行かず、しんみりと寂しい夜の東大寺へ。
そもそも賑やかな場所がそんなに得意ではないのですが、それにしてもあえて真っ暗な世界遺産へ向かうその理由は、またのちほど・・・。


夜のお散歩、まずは賑やかな登大路園地を横目で見ながら博物館の辺りを通り、大仏殿や南大門へと続く参道へ。
この参道の交差点は燈花会の時などはDJポリスが交通整理をするほどごった返す場所なのですが、何もない平日の夜は真っ暗で誰もいません。
鹿さんの落し物に注意しながら、南大門へ向かって参道を進みます。


暗いしちょっと怖いですが、世界遺産を独り占めしている気分で悪くありません。月もきれい。

そして南大門を抜け、大仏殿の前へ。鏡池には例の船が浮かんでいます。
大仏殿の横を通って北へ北へ。


二月堂の裏参道へ到着です！
何度かこのブログでご紹介している二月堂裏参道。きたまちからだとこちらから二月堂へアプローチすることの方が多く、また静かで景色も良いので隠れファンの多い場所です。
この二月堂裏参道をのぼり、二月堂へ行く途中の大湯屋の裏が本日の目的地。

実はACARTはこの時期にこの辺りで見ることができると言う、大仏蛍を見に来たのです。
大仏蛍はそんな名前の蛍ではなく、普通のゲンジボタル。
大仏殿の裏にいることからそんな風に呼ばれており、見ると幸せになる、なんていわれることもあります。

2年ほど前のブログにも書いたかと思うのですが、そのときは残念ながら見ることができず（近所なのに）、今回初めての観測。
到着したのは20時少し前ですでに暗くなっておりましたが、この大湯屋の辺りに着くと人がちらほら。お子様や外国の方、歓声を上げる人も。
近年この大仏蛍も少しずつ有名になってきたので、ツアーやガイドもあるようですね。大きなカメラや三脚をお持ちの方も沢山いらっしゃいましたし、もちろんACARTのようにおそらく近所の方が夕涼み、という姿も見られました。


さて肝心の蛍は？いるのかしら？と思って参道沿いの川を見ると…、当たり前ですが真っ暗。
でも。いましたー！
ふわふわと小さな光か点いたり消えたり。ものすごくたくさん、というわけではないですが、小さな光があちこちを飛んでいて、とてもきれい。

参道の川にもいましたが、大湯屋の裏の池にも割とたくさん。
何十年か振りに見た蛍、とても素敵でした。
雨上がりの蒸し暑い日に蛍はより多く飛ぶそうですが、それほど蒸し暑くない昨日の夜もそこそこ飛んでいました。

これは来年もぜひ見たい！
思いつきで寄り道したため機材の類が全くなく、飛んでいる蛍の写真を撮ることができなかったため、この感動をお伝えできないのが残念です。もし可能ならぜひ実物をご覧いただければと思います。


また蛍も素敵なのですが、やはりここまで来たら二月堂へ。
夜の二月堂も静かでまた格別です。

20時の鐘の音を聴きながらボンヤリしていると、日々の色々なことを忘れ、ゆったりとした気持ちになれます。
ちなみに二月堂は24時間年中無休で無料。なんて素晴らしい施設なんでしょう。

大仏蛍も夜の二月堂も、なかなか難しいかもしれませんが、機会があったらぜひ足を運んでみてください。

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