明日から三月。修二会が始まります [奈良のこと]
2月29日(土)、うるう年の2月最終日です。
本日もACART LIFESTYLEには猫スタッフが出勤しています。担当は、おそらくこれが5度目のうるう年となる長女。生まれた年がはっきりしないので、4回目だったらごめんなさい。
なんか毎週人が少ないと書いている気がしますが、日に日に悪いニュースが飛び交い、また一段と街が静かになった気がします。
全身で感謝の気持ちを表しているはずなのですが、首が若干上がっただけに見えます。
ぜひご来店・・・と書きたい気持ちはいっぱいですが、みなさまご無理のないよう、ご来店の際はくれぐれもお気をつけください。
さてそんな感じで明日から3月です。3月といえば、1日から始まる東大寺二月堂の修二会。
今月15日からは初めて修二会に参篭する僧侶が心身を清める修行「別火」に入りました。その後20日からそのほかの僧侶も別火に入り、今頃はさらに厳しい惣別火に入っています。
修二会好きとしては、この別火が始まったり、二月堂周辺に結界が張られたりするとなんだかソワソワ。
ああ、今年もこの季節がやってきたのか、今年はどれだけ修二会を見られるだろう、そんな気持ちになります。
そして 今年もいろいろな和菓子店の店先に並ぶ「糊こぼし」を見るとこれまたさらにワクワク。
今年はどこの糊こぼしを食べようか・・・。
さて、毎年このブログ等でお知らせしている修二会。
奈良に春を呼ぶ東大寺二月堂の伝統行事です。
752年に始まって以来、一度も途絶えることなく続けられてきた行事で、今年で1269回を数えます。
修二会といえば見どころはたくさんたくさんあるのですが、多くの人が気になるのはやはりお松明ですよね。期間中は毎日行われますが、日によって時間と登る本数が違います。
3月1日~11日、13日 19時~ 10本(約20分間)
3月12日 19時半~ 11本(45分間)
3月14日 18時半~ 10本(約10分間)
また、3月12日(木)はこの行事の通称「お水取り」の由来とも言える行法「お水取り」が行われます。その他詳細な修二会の行法や日時については、東大寺の公式サイトをご覧ください。
そして今年の修二会、配役は以下の通り。
和上=狹川普文・北林院住職
大導師=上司永照・持寳院住職
咒師=森本公穣・清涼院住職
堂司=上野周真・真言院住職
北座衆之一=尾上徳峰・祥明寺住職
南座衆之一=池田圭誠・金龍寺住職
北座衆之二=佐保山曉祥・寶珠院住職
南座衆之二=筒井英賢・龍松院住職
中灯=平岡慎紹・上之坊住職
権処世界=北河原公慈・中性院住職
処世界=望月大仙・普賢光明寺住職
昨年はインフルエンザで参籠できなかった方もいらっしゃったとか。今年はどうでしょうか。
インフルエンザよりも新型コロナウイルスの方が心配な今日このごろ。
見学する方も例年より少ないかもしれませんね。
もしかしたら無観客試合みたいに、観覧は無しで行だけが行われる、ということもあるのかも?なんて囁かれたりもしていますが、果たして・・・。
もし観覧することができたとしても、暖冬とはいえ夜間の屋外ですから、体を冷やさないようにご注意ください。
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