季節の花を飾るROKKANの素敵なフラワーベース [商品紹介]

9月9日は重陽(ちょうよう)の節句です。
桃の節句や端午の節句と同じく、5節句のうちの一つ。
「九」という陽の数が重なることから重陽と言うそうです。
「陽の数」ってなんか聞き慣れませんが、奇数のこと。昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の中で一番大きい数である「9」が重なる9月9日はめでたい日とされたそう。浄化の効果があるとされる菊の香りを移した菊酒を飲んで邪気を払い、長命を願うという風習があったとか。
日本には平安時代の初めに伝わり、菊の節句、菊の宴とも言われました。
収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」として親しまれ、今も各地で菊を愛でる祭りや行事が催されます。
また、菊の花の上に綿を一晩乗せ、次の朝にその綿で体を拭く「着せ綿」の風習もあります。菊酒と同じく邪気を払う効果があるとされますが、現代ではあまり聞きませんね・・・。
とにかく、そんな菊の節句「重陽」は本日。
菊を飾って楽しむだけでも良いですね。
今年ACARTは菊を仕入れるのに一歩間に合わず・・・。
ですが菊を生けられる(生けられないこともない?)・・・素敵なフラワーベースをご紹介します。
デザイナーROKKANさんが手掛けたプロダクト「カセットベース」と「ハンガーベース」です。

まずはカセットベース。
こちらは昔懐かしいカセットテープの形をした磁器のフラワーベースです。
外側も昔懐かしいキャラメルのような包み。
中から磁器の本体を取り出して、カセットのケースに入れると安定するので、そのまま飾れます。
お花を生けるのは、ツメの部分の穴。

若い方はあまりなじみがないかもしれませんが、アカートよりおそらく上の世代には懐かしい「テープのツメ」。
お気に入りの音楽を閉じ込めたカセットテープ、間違えて上から別の曲を録音してしまわないように、このツメを折っておくのです。
ツメを折ったカセットテープは永久に上書きされることがないので、大好きな音楽を間違えて消しちゃった、という失敗をしなくて済みます。
このツメの部分にお花やお水を入れられますが、小さな穴ですのでお水もお花も少しだけ。お水がなくなりやすいので、ご注意ください。
ちなみに当店ではお水の心配がないドライフラワーを飾っています。

ROKKAN CASSETTE VASE VOL.2 Lady In Green ¥3,080(¥2,800+税)
また、このカセットテープにはもう一つとっても素敵な仕掛けがあって、音楽が付属しているということ。
このカセットベースに印刷されているQRコードを読み込むと、音楽が再生されるのです!
入っているのは「Akira Kosemura」による、このフラワーベースのための書下ろしの曲。
カセットテープなのに花瓶で、花瓶なのに音楽が聴ける、思い込みや見た目の印象、常識を覆す素敵な作品です。

ROKKAN CASSETTE VASE VOL.3 Lady In Purple ¥3,080(¥2,800+税)
ジャケットは2種類ありますので、ぜひジャケ買いしてください!
そしてもう一点は「ハンガーベース」。

ROKKAN HANGER VASE ¥5,280(¥4,800+税)
こちらもハンガーのような形のフラワーベース。
ハンガーのお洋服をかける部分(?)は木でできていて、そこに4か所穴が開いています。
付属の試験管をひとつづつ通すだけで、好きなお花を気軽に飾ってさらに吊るせる、フラワーベースになります。

試験管なのでもちろんお水を入れられますが、アカートはやっぱりドライフラワー。
でも生のお花を飾ってもとても素敵です!
当店では壁際に吊るして展示していますが、天井から吊るすといろんな方向から眺められてまた違った楽しみもあります。
色や形はもちろん、お花の重さも考えてバランスを取りながら生けるのも楽しいですね。
プレゼントにしてもきっと喜ばれます。
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