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猫納めに、修二会の練行衆のこと。 [奈良のこと]

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12/27(日)今年最後の日曜日。そして本日が猫スタッフにとっては仕事納めになります。人間スタッフは、まだ来週も火・水の2日間だけお仕事がありますが。

そんな猫納め、今年も締めは長女です。
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実はこのところの新型コロナ感染の状況から、当店の猫スタッフも50%減の「日曜日のみ」という状態が続いていたため、長女はおよそひと月ぶりの出勤となります。
いつもどのへんで過ごしてたか忘れちゃったかな?

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そうそう。あなたは一日中ここで寝てるわよ。
というわけで99%の確率で寝てると思いますが、本日も控えめにお待ちしております。


さて、去る12月16日は東大寺初代別当である良弁(ろうべん)僧正のご命日で「開山忌」と呼ばれる日でした。そしてその日は来年の修二会に参籠される練行衆が発表される日でもあります。

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来年、2021年修二会参籠の配役は以下の通りです。

和上=北林院・狭川普文別当
大導師=正観院・橋村公英師
咒師=持寶院・上司永照師
堂司=祥明寺・尾上徳峰師
北座衆之一=寶珠院・佐保山曉祥師
南座衆之一=龍松院・筒井英賢師
北座衆之二=隔夜寺・中田定慧師
南座衆之二=上之坊・平岡慎紹師
中灯=中性院・北河原公慈師
権処世界=寶厳院・清水公仁師
処世界=普賢光明寺・望月大仙師


また、練行衆の上記11人について、新型コロナウイルス感染防止対策として事前に2週間の隔離生活とPCR検査を実施すると発表されました。
そもそも、二月堂修二会というのは3月1日から2週間にわたる本行のことを指しますが、その前に2月20日からの別火という前行があります。
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でも来年は、練行衆は人との接触を避けるため、別火に入る日よりも2週間早い2月6日から、8人は境内の建物で、残る3人の僧侶は宿泊施設で、それぞれ隔離生活を送る予定なんだそうです。
また、隔離生活前と修二会前の2回、PCR検査を実施し、陽性者が出れば対応を検討するのだそうです。

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完全に外の世界から隔離された生活を送ることで、感染を徹底的に予防しようということですね。
練行衆の方たちが修二会のときに行う「行」というのは、体力的にかなり過酷で大変なものだと聞きます。
例年もインフルエンザなどで参籠できない僧侶の方や、途中でお休みになる方もいらっしゃることがあるとか。
いつにも増して健康管理を、ということなのかもしれません。

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また、アカートがちょっと気になるのが行の間にもマスクを着用するのかしないのか。
実は先日12/14、二月堂「仏名会」という法会にお参りに行きましたが、そのときは僧侶の皆さまはマスクを着用しておられました。
ただ、「立って座って」を繰り返しながらお経を唱えるのはことのほか大変そうで、西の局で拝観しながら「しんどそうだな~」とハラハラしたのでした。

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それを見ながら「次の修二会もマスクなのかな?」と思っておりましたので、このニュースはちょっと興味深いものでした。
来年の修二会、一体どうなるのでしょう。無事に満行を迎えるよう、祈るばかりです。

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拝観にはいろいろ制限がありますが、1300年途切れずに続く修二会は、間違いなく来年も3月1日にはじまります。


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