吉岡商店の蚊帳ふきん [商品紹介]
はじめは食材の水切り用に
次は食器を拭くふきんとして
そのあとは食卓を拭く台拭きになり
そして最後は雑巾として
蚊帳ふきんは長くつかえる本物の道具です。
というわけで本日はACART LIFESTYLEいちおしアイテム「吉岡商店の蚊帳ふきん」をご紹介します。
蚊帳(かや)とは、夏場の蚊の侵入を防ぐために布団のまわりや窓につるした網のことです。
昔は日本のどこの家庭でも使われていたのですが、
気密性の高いサッシと網戸の普及、そしてエアコンの普及によって、次第に使われなくなりました。
実は奈良は江戸時代頃まで麻布の産地として有名で、全国No.1のシェアを誇ったとか。
その麻を用いて蚊帳を作り始めたという歴史があるそうです。
そして今から60年以上も前、蚊帳が使われなくなったことからふきんをつくることを考えたのが
今回ご紹介する蚊帳ふきんのメーカーである吉岡商店さんです。
現在、吉岡さんご夫妻がきたまちの住宅街の中で営むこの商店は、
特に商品がディスプレイされるでもなく町工場のような風情で、基本的には通信販売がメインだそうです。
この蚊帳ふきんは蚊帳を8枚重ねてつくられています。
素材は綿50%とレーヨン50%。
このレーヨンというのがポイントで、高い吸水性と汚れ落ちの良さをもたらしています。
「綿100%のふきんとは全然違います」と吉岡さんも自信を持っておっしゃいます。
趣のあるパッケージから商品を取り出すと、パリっと糊がきいています。
使用前にはこの糊をよく洗い落とすところから始まりますが
糊の成分は100%さつまいもでんぷんなので、たとえ多少残っていても害はありません。
最初に書いたように、はじめは食材の水切りとしてお使いいただけます。
葉物野菜の水を切る際も、やさしくそしてしっかりと水分を吸収してくれます。
ふきんには緑色の汚れがついてしまいましたが、
水やお湯にさっとくぐらせるだけで真っ白に戻りました。
適度に目が細かいのでお出汁もさっと簡単に濾せますし、
お豆腐の水切りをしたり食材をギュっと絞ったりと、幅広く使っていただけます。
なにより、使い捨てではなく洗ってまた使えるので環境に優しく経済的です。
また、このふきんの特筆すべきところは汚れ落ちの良さと速乾性のすばらしさ。
軽い油汚れなら水やぬるま湯ですっきり落ちますし、ひどく汚れてくれば漂白も可能です。
私個人の感想ですが、普通の綿のふきんより断然乾くのが早いと思います。
さっぱりと洗えて清潔に乾燥しているのでいつも気持ちよく使えます。
美しい模様のふきんが出回っている中、ただ真っ白で無骨にも思えるこのふきんですが、
ぜひ一度使っていただき、その良さを体験していただきたいと思います。
吉岡商店 蚊帳ふきん 3枚入 税込788円
(1枚 税込263円でも販売しています)
寸法:330mm☓300mm
素材:綿50%、レーヨン50%(糊:さつまいもでんぷん)
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