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3月が去るまえに(お水取り 東大寺二月堂修二会) [その他]

昨日が2月の末日だったので、当然本日から3月です。
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2月のブログの最初が二月堂だったので(誰も覚えてないと思いますが)、意表をついてMarchにしてみました。
以前パリに行った時にcoletteの前にとまってた、いい味出てる初代マーチです。
知ってる方にはマイクラでは?と言われそうですが。まあまあ。

・・・なんかマニアックな出だしになってしまってすみません。
念のため三月堂も掲載。正式には東大寺法華堂。
転害門とならび東大寺に残る貴重な奈良時代建築ですが、右半分は鎌倉時代の建立。
ごらんのようなハイブリッドな出で立ちがマニアごころをくすぐるのです。
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さて3月といえば、奈良市民であれば多くの方が「お水取り」を連想されると思います。
特に観光業の方々や、我々も含め奈良市内でお商売をさせていただいている人にとって色んな意味で待ち遠しいのが「3月」と「お水取り」ではないでしょうか。

というわけで、本日はお水取りについて簡単にご紹介です。

東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)
西暦752年より今年で1263回、毎年欠かさず行われてきた「不退の行法」。
正しくは「十一面観音悔過(けか)」といいます。
選ばれた11名の練行衆が、「天下泰平(てんかたいへい)」「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」「万民快楽(ばんみんけらく)」などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔(さんげ)の行を勤めるものです。
その儀式の壮大さ・複雑さは他に類を見ないそうです。

ちなみに「お水取り」の通称は、3月13日未明に、本尊に捧げる香水を井戸から汲み上げることから。

やはりこの行事で有名なのは期間中毎晩、10~11本の大きな松明がお堂に上げられることですが、一日を通して間断なく勤められる悔過作法はじめ多様な行事・作法も組み込まれており、見どころは無数にあるそうです。
とにかく大規模な法要で、その一部を見ることができる、ということですかね。

と、ここで注意が必要なのは「お松明は毎晩ある」ということです。
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そ・・・そうにゃのか。

ニュースなどでは3月12日のお松明が報道されることが多いので、その日しかないと思われる方が多いようですが、実は2週間毎日行われていてます。
3月12日が一番派手(?)なので、その日がよくテレビなどでも見られるようですね。
確かに「せっかくだから一番派手なのを見たい」という気持ちはありますが、この日は本当に大勢の方が二月堂を目指していらっしゃるので非常に混雑して危険なため入場規制が行われます。
また当日は、周辺道路の交通規制も実施され自動車での進入が出来なくなりますし、渋滞や入場規制で最悪の場合お水取りを見られないこともある、と東大寺さんのHPではかなり鬼気迫る感じで注意喚起されています。
ちなみに最終日の3月14日も約5分間という短い間隔でお松明が連続して上ってゆきますので、混雑が予想されます。
ですので確実にお松明を見たい、という方はもしできるのであれば3月1日から11日までと、3月13日あたりに見に行かれるのが良いかもしれません。
土日をはずして平日に出かけられるとさらにベストかも。
いずれにしても、夜はまだまだ冷えますし二月堂付近は人も多くなると思いますので、どうかお気をつけてお出かけください。

◆お松明 開始時刻・本数
3月1日~11日、13日:19時/10本
3月12日:19時30分/11本(大変混み合い、誘導に従い移動しながら見る)
3月14日:18時30分/10本(約5分間で次々と上堂させる、通称「尻つけ松明」)
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ここまでお水取りについて知ったようなことを長々とご紹介してまいりましたが。
実はACART LIFESTYLE のスタッフは奈良に住んでいながらほとんどお水取りを見たことがありません。
なんかすみません。
でも今年こそは!行ってみせます!もちろん平日にですが。
その様子はまた別の日のブログにて堂々とご紹介したいと思います。
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