夏の夜のお寺。怪談でひんやり・・・できないかも？プシ猫水筒も再々入荷。

昨日の閉店後、以前この場でご紹介した「ならまちナイトカルチャー」に行ってまいりました。

場所は元興寺境内。開演は20時からだったのですが本堂の特別拝観もできるので急いで向かうことに。
すでにとっぷりと日が暮れ、かすかに青く光る西の空をバックに見る元興寺、昼間とはまた違った美しさです。
この時点でなんか怖い・・・。
ああ、来るんじゃなかったかも、怖がりのくせに・・・、なんて後悔しつつ本堂を見学いたしました。

それにしても暑い。もう夜だというのに30℃ぐらいはあったようで、空気というよりお湯の中につかっているような熱気。蒸し風呂ってこういうことを言うのでしょうか？これは早く怪談を聞いてひんやりしたい。

会場となっているのは本堂の奥にある禅室。こちらも国宝で、広い畳敷きの広間にいくつもの大きな柱が並んでいます。こちらには靴を脱いで上がります。脱いだ靴は受付でもらった靴袋に。


はじめはまばらだった観衆も、開演時刻が近くなると続々と集まります。
定員100名の予約制、正確な数は数えられませんでしたが8割以上は埋まっていたのでしょうか。
会場内はもちろんエアコンなんてありません。
広間の両サイドに合計10台ほどの家庭用扇風機が並んているのですがあまり効果もなく、とにかく暑い。
とにかく開演までの数分間、受付で頂いた扇子でパタパタ仰ぎながら我慢です。
暑いあついアツイ。
暑苦しいくらいに暑いを連発してしまいましたが、昼間が尋常じゃなく暑かったこの日にわざわざ冷房のない場所で怪談を聞くなんて、考えただけでゾッとします。


いよいよ開演の時刻。照明を落として、といっても係の方々が天井の電灯のスイッチをパチリパチリと引っぱってまわるのですが、演台以外が真っ暗になります。やっぱり真っ暗なお寺、怖い。
演目は、奈良テレビの情報番組「ゆうドキ！」にレギュラー出演されている旭堂　南青（きょくどうなんせい）さんの講談と、露の五郎兵衛一門で怪談話に定評がある露の團四郎（つゆのだんしろう）さんの落語。あわせて1時間強ですが、たっぷりと聴き応えのあるお話でした。

肝心の内容はネタバレになるので書きませんが、めちゃくちゃ怖いかというとそうでもない。でも夏の夜のお寺で聞く講談や落語はとても趣があってすてきな体験でした。
きっと小さなお子さんや怖がりの彼女を連れて行っても大丈夫なぐらい、ほんのり怖くて少し哀しい、そんなお話。

いやあそれにしても暑い。座っているだけで汗がポタポタ。まわりのお客さんも同じくポタポタ。
靴袋と一緒に入り口で頂いた扇子であおいでみるのですが、流れてくるのは温風。
それでも集まった全員が扇子で必死にあおぐしかないので、ちょっとした運動でこれまた室温を上げる。まさに悪循環・・・。暑いけど怖い、もっと聞きたいけど暑い、という感じ。

無事怖い思いをして外にでると、その一瞬だけ夜風が涼しく感じました。それでも気温はまだ30℃ぐらいあるはず。もしかして何かが横切ったのかも・・・。


落語も講談もやっぱり生で聴くと迫力があって、良い体験でした。
別の人の回にもまた来たいかも。あともっと涼しいときがいいですけど。
今回の「真夏の怪談　ならまちナイトカルチャー」は7月25日（金）、26日（土）、27日（日）、8月1日（金）、2日（土）、3日（日）の全6回あります。予約制ですが日によってはまだ空きがあるかもしれません。
鑑賞料は大人一人1000円ですが、先程も申しました通り本堂の特別拝観もできますし、落語や講談が2席聴けるのでお得ではないでしょうか。
気になる方は、ならまちナイトカルチャー実行委員会0742-27-1820までご確認ください。

あと、しつこいようですがとにかく暑いです。
本日もお昼間の気温は37℃とのことですから、きっと暑いはず。
今後鑑賞予定の方も、行ってみようかしらと思案中の方も、暑さ対策は万全に！
タオルやハンカチと、熱中症になってはいけませんので、飲み物は持参したほうがよいと思います。
（会場内は国宝なので飲食はお控えください。）

というわけで最後にコマーシャル。
当店でも大人気で、少しの間欠品になっていた「プシプシーナ珈琲の水筒（ウォールマグ）」が再入荷しました！
もちろんオンラインストアにも戻ってまいります！
ナイトカルチャーはこれに冷たい麦茶を入れて涼しい格好でお出かけください。

プシプシーナ珈琲水筒（ウォールマグ　リユースボトル）￥1,510(税込)

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