やわらかな光。因州和紙の照明が届きました。

ACART LIFESTYLEの天井に浮かんだ雲。
先週少しだけお見せしました商品、「和紙でできたアレ」･･･とはこちらの照明です。
鳥取県の伝統工芸である因州和紙の工房、AOYAというブランドで現代的な製品を多数世に送り出している谷口・青谷和紙の製品です。

ACART LIFESTYLEの店舗のペンダントライトとして設置したこちらはMokumokuという空に浮かぶ雲をイメージした照明です。
写真ではわかりづらいですが、この照明のシェードの部分が和紙でできているのです。


シェード単体を手に持つと当然ですが見た目以上に軽く感じます。
そしてそこそこ硬いです。
例えて言うなら張り子やまゆ細工、薄いFRPみたいな印象。
強い力を加えるとペコっと潰れてしまいそうですが、決してフニャっとしたものではありません。

また紙の厚さがあるため、点灯させると通常の提灯などよりは随分やわらかい光になります。
さらに和紙に含まれる楮（こうぞ）の繊維が適度に透けて見え、味わい深い質感です。
ありきたりな表現かもしれませんが、まさに癒される光なのです。


そして何と言っても最大の特徴はその製法。
「立体漉き」という特別な技法を用い、この形に紙を漉いているのです。
他に例を見ない世界でただひとつのこの製法は、谷口・青谷和紙が長い研究の結果、独自に開発したものだそうです。
提灯のように骨組みに小さな紙片を貼り付けるわけでも、張り子のように紙の繊維を貼り重ねるわけでもないので、継ぎ目がなく均一な厚さの立体が出来上がります。
外形のみを均一に成形するのではなく、すべての箇所で同じ厚さにすることができるこの製法は、光を通すランプシェードにうってつけの技術というわけです。

ちなみに今回のこちらの商品は、当店初のお取り寄せ販売となっています。
後述しますが、細かな仕様がたくさんあり、全部で24通り。さすがに在庫をすべて用意することができませんので、とりあえずサンプルを1つだけ店頭で展示し、ご希望があれば仕様を選択のうえメーカーに発注することになります。注文後は1~2週間程度でお手元に送付させていただきます。
もちろん送料は無料です。


それではバリエーションのご紹介です。
まずはデザインが大きく分けて2種類。店頭にある雲をモチーフとしたMokumoku（モクモク）の他に、夜空に浮かぶ月をイメージしたMoon（ムーン）というものがあります。
違いをひとことで言うと、Mokumokuは楕円、Moonはまん丸となります。

Mokumoku（テーブルスタンド）


Moon（テーブルスタンド）

次にランプのタイプが大きく分けて2種類。
天井から吊るすペンダントライトと、そのまま床やテーブルに置くテーブルスタンドタイプです。

Mokumoku（ペンダント/ワイヤー仕様）


Moon（ペンダント/ワイヤー仕様）

さらに天井から吊るすペンダントのタイプは、ヒモの種類が3種類。
白色のコード、黒色のコード、そしてとワイヤータイプとなります。
すべて流さは1mのみですので、設置場所を事前によくご確認ください。


次はサイズを選んでいただきます。
MokumokuはM、L、LLの3種類、
Moonはひとまわり小さくS、M、Lの3種類となります。
詳しいサイズは以下のとおりです。
ちなみに当店にあるのはMokumokuのMサイズです。


このようなバリエーションから好みのタイプを選んでいただけます。
Moonのペンダントライトでワイヤー仕様のSサイズとか、MokumokuのテーブルスタンドMサイズとか。

組み立ては工具も不要で、シェードの縁に付いた金具にランプの台座をネジ止めし、蓋をかぶせて出来上がりです（ペンダントタイプの場合）。あとすべての製品に電球形の蛍光灯（電球色）が付属します。




価格は最もお安いものでMoonのテーブルスタンドタイプSサイズで￥20,520(税込)
一番高いものは、MokumokuペンダントLLサイズワイヤー仕様で￥46,548(税込)となります。

詳細はACART LIFESTYLE online storeでタイプとサイズを選択してみてください。
・AOYAテーブルスタンドMoon （S/M/L）
・AOYAペンダントライトMoon （S/M/L x コード白/コード黒/ワイヤー）
・AOYAテーブルスタンドMokumoku （M/L/LL）
・AOYAペンダントライトMokumoku（M/L/LL ｘ コード白/コード黒/ワイヤー）


静かな夜にはやわらかな光の下でゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

タグ：因州和紙 和紙　照明 AOYA 谷口・青谷和紙 Mokumoku MOON