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小さなスプーンの長い話。 [商品紹介]

2月17日(火)、雨上がりの奈良市内です。
なら瑠璃絵も珠光茶会も終わり、お水取りまで奈良はしばらくひっそりしそうです。
観光客の方は少なくなりそうですが、近所の方やオンラインの方は変わらずご利用いただいておりますので、
ACART LIFESTYLEは粛々と日々の業務をこなします。


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さて、本日のブログは当店でも人気の高いカトラリーについてのお話です。
店頭でご覧になっているお客様の口から時々でてくる疑問・・・。

「ティースプーンとコーヒースプーンって、どう違うの?」

たしかに。ほぼ同じ大きさのこの2つのスプーン。どっちでもいいような、良くないような。なんか決まりとかあるのかしら?
当店で小さめのスプーンを選ばれるお客様、ほとんどがそんな感じで「どっちにしよう?」と迷われます。
結論から言えば、今までお使いのものや生活スタイルに合わせて選んでいただくのが良いかと思うのですが、やはりちょっと迷いますよね?

大体のメーカーさんではカタログ等に全長は明記してあるのですがそのツール部分の容量についてはほとんどが書かれていないようです。
販売する当店としても気になるところですので、それぞれのスプーンですくうことができるお水の量を実際に量って比べてみました。ひとつのスプーンについて何度か計量し直して間違いのないようにしておりますが、素人による家庭用キッチンスケールを用いての計量ですので、参考までに見ていただけると幸いです。

さて、実際に比較したその結果をみる前に、ティースプーンやコーヒースプーンの呼び方について。
明確な定義はないようですが、一般的にはティースプーンより一回り小さいのがコーヒースプーン、ということが多いようです。メーカーさんや作家さんによって、どちらもラインナップされていたりどちらかしか無かったりするようですね。


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まず当店で数多く売れている柳宗理のスプーンについて。
このメーカーには実はかなり多くの種類のカトラリーがあり、小さめのスプーンもたくさんあります。そのうち当店でお取扱いしているのは王道のティースプーンとコーヒースプーン(もちろんお取り寄せは可能ですので興味のある方はお問い合わせください)。比べるのもこの2つとさせていただきます。


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工房アイザワの純銅銀仕上の場合はティースプーンがあり、一回り小さいスプーンはデミタススプーンというものになります。
大きさや名前からしてこのデミタススプーンがコーヒースプーンの代わりと考えてよさそうです。今回純銅銀仕上からはこのティースプーンとデミタススプーンの2つを比べます。

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また、工房アイザワのWHITE&BLACKのカトラリーにはティースプーンはありますがコーヒースプーンに該当しそうなものはありませんので、ティースプーンのみを計測いたします。

同じく燕市で作られている製品、燕振興工業のTI-1のティースプーンは少し大きめ。
ティーカップの横に添えてあったらかなりの存在感になります。
TI-1はコーヒースプーンもラインナップとしては存在しているのですが当店ではお取扱いしておりませんので、今回計測するのはティースプーンのみです。

そして最後に大分で作られる雅竹のかわいい竹スプーンもお忘れなく。


ではようやく本題。各製品のサイズと容量は以下のとおりとなりました。
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(1)柳宗理 ティースプーン 140mm 5cc
(2)柳宗理 コーヒースプーン 118mm 3cc
(3)工房アイザワ 純銅銀仕上 ティースプーン 122mm 3cc
(4)工房アイザワ 純銅銀仕上 デミタススプーン 107mm 2cc
(5)燕振興工業 TI-1 ティースプーン 150mm 6cc
(6)工房アイザワ WHITE&BLACK ティースプーン 130mm 4cc
(7)雅竹 竹ミニスプーン 110mm 3cc

です。

こうして比較するとTI-1のティースプーンが規格外の大きさです。スープなど食事用にも使えそうな大きさ。
純銅銀仕上はティースプーンであっても柳宗理のコーヒースプーンとあまり変わらない大きさ・容量ですので、全体的に上品で小振りな作りと言えるでしょう。
竹のミニスプーンはコーヒースプーンやデミタススプーンと考えて良いかもしれません。
もちろんお使いのティーカップやコーヒーカップの大きさによりますが、こうして見ると純銅銀仕上以外のティースプーンはティーカップなどの横に置くというよりクリーム用やデザート用に向いているかもしれません。
ちなみに柳宗理のヒメフォークが140mmとティースプーンと同じ大きさなのでデザート用としてこの2種類を選んでも良さそうですね。

そういえばTI-1もケーキフォークの長さはティースプーンと同じですので、「デザート用に買うならティースプーン」説はなかなか有力です。コーヒーよりも少し大きめのティーは小さなフォークと相性バッチリなんですね。

一方コーヒースプーンが要らないかというとまたそういうわけでもありません。
小さなスプーンがお好みの方やもちろんコーヒーカップの横に添えるには大きめのティーよりコーヒーの方がしっくりとおさまります。少し小さいですがデザート用にもなりますし、ティーよりもお値段が少しだけ安くなるのもポイントですね。


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ライフスタイルや好み、使うときに重視するポイントをよく考えて、ピッタリのスプーンをお選びください。
小さなスプーンたちですが、お気に入りを使うと美味しさもひとしおですよ。
ACART LIFESTYLE online storeでも販売中です。
(1)柳宗理 ティースプーン 税込432円
(2)柳宗理 コーヒースプーン 税込378円
(3)工房アイザワ 純銅銀仕上 ティースプーン 税込1,296円
(4)工房アイザワ 純銅銀仕上 デミタススプーン 税込1,188円
(5)燕振興工業 TI-1 ティースプーン 税込702円
(6)工房アイザワ WHITE&BLACK ティースプーン 税込918円
(7)雅竹 竹ミニスプーン 税込216円

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