続、奈良の桜便り2019。今週まだ大丈夫? [奈良のこと]
先週は木曜日と金曜日のブログで「ならの桜」の最新情報をお伝えしました。
その後、土曜日と日曜日は初夏を思わせる暖かさで、お花見を楽しまれた方も多かったことでしょう。
しかし今週に入ると一転「寒の戻り」が最後の力を振り絞ったか!?と言わんばかりに気温も下がり、月曜日と水曜日には強い風を伴う嵐のような雨が・・・。
というわけで桜は散ってしまったのでは?とお思いの皆様に、地の利を活かした桜レポートを今週もやりたいと思います。※写真はすべて昨日4/11(木)の朝のものです。
<関連記事>
・奈良の桜便り2019〈前編〉。奈良公園内のおすすめスポットは?(2019/4/4)
・奈良の桜便り2019〈後編〉。ならまち界隈の穴場スポットは?(2019/4/5)
まずは前回同様大仏殿の裏側(北側)、表側とは比較にならないほど静かな場所です。
二月堂の裏参道に向かう道はまだ桜並木が。時折吹く風で花びらが舞う美しい景色がありました。
先週と比べると桜は少し見頃を過ぎつつありますが、木々の緑が一層鮮やかになり、お日様を浴びて輝く姿はより見応えがあります。
キラキラと舞い降る桜吹雪もそうですが、お花見後半戦のこの時期といえば・・・
そう、一心不乱に花びらを味わう鹿たちの姿。
芝生や木々の若葉も芽吹き始め、長く辛いダイエット期間を終えた鹿たちは、まさに食欲旺盛。
人気(ひとけ)の少ない大仏殿北側ならではの、のどかな世界が広がっています。
そしてお待ちかね、恒例の「おかっぱ桜」です。
先週(4/3水曜)には全く咲いていませんでしたが、綺麗なピンク色の枝垂れ桜が咲いていました。
先週末に見た方からも咲き始めたと聞いているので、まだ満開の手前のようです。
鹿の首が届く高さまで綺麗に刈り取られ(食べられ)た通称ディアラインの枝垂れ桜は、これからが見頃のようです。
さて、今回は先週見た場所をトレースし桜の状況を確認するのが目的。先を急ぎます。
大仏殿を通り過ぎ、春日野園地/浮雲園地に向かう手前、先週はあまり開花が進んでいなかった「東大寺東塔院跡」が満開になっていました。
周りを木々に囲まれた中にある小さめの緑地は、いつも少しだけ遅めのように思います。ここは桜が散る頃になると、まるで森の中に雪が積もっていくように花びらが降り続け本当に幻想的なのです。今はまだ満開なので、もうあと数日でそんな景色が見られるかもしれません。
このあたりはモミジの鮮やかな若葉に目を奪われます。
さてようやく春日野園地/浮雲園地です。
こちらもまだまだ見頃といった感じ。おそらく先週綺麗に咲いていた木は、見頃を過ぎてしまったものの、先週まだ咲いていなかった木が見頃を迎えたということでしょうか。
やはりThe奈良公園。たくさんの桜とたくさんの鹿とたくさんの人間。先ほどまでよりメジャーなスポットだけあって、外国人観光客も大勢鹿に襲われていました。
せんべい、最後の一枚は遠くに投げるんやでー。
そして先週も美しく咲いていた浮見堂。
今週はさらに桜の数が増え、絵葉書のような景色になりました。
以上で今回の桜観察は終了です。
結論としては、まだ今週も桜は楽しめそうです。
また、鹿と桜吹雪、モミジをはじめ若葉と淡いピンクのコントラストなどなど、先週無かったフォトジェニックな風景を今週は見ることができそうです。
興福寺の周辺や市街地の桜は少し見頃を過ぎた感がありますが、それでも日々一層鮮やかになる木々や花々は、夏に向けて美しい街並みを演出してくれます。
こちらはオマケ。お店からはすぐ近く、昨年できたホテル「セトレならまち」の横を入ったつきあたり、土連会館の駐車場から見る土手の上の桜。
ほとんど人に知られていない場所ですが、結構お気に入りです。何より駐車禁止の看板とのコントラストが。本来は奈良ホテルから五重塔を見るとその手前に咲いている桜なのですが、反対側もやっぱり桜なのです。
最後に明日土曜日の猫スタッフ出勤シフトです。
ご覧の通り、長女がよろしくと言っております。
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