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写真では伝えきれない美しさ。miyama gaku 釉彩小鉢。 [商品紹介]

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定休日明けの火曜日です。
まずは今朝の桜チェックから。正倉院前「おかっぱ桜」はほぼ満開。
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そして鼓阪小学校前「御衣黄」はようやく蕾が膨らみ開花一歩手前でした。

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また駅前から興福寺あたりのソメイヨシノはそろそろ見頃も過ぎつつありますが、東大寺近辺はまだまだ見頃です。週末までは厳しいかもしれませんが、現時点では金曜日に雨、土日は気温が低くなるという予報ですので、また引き続き様子を見ておきたいと思います。

さて、本日もたまっている新製品のご紹介です。
店舗が移転してから、より売れ行きを伸ばし続けている美濃焼ミヤマの「釉薬銅版の器」に、新しく「楽-gaku-」というシリーズが加わりました。
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本日ご紹介するのはその中の「釉彩小鉢」という名前の小さなうつわ。

と、ご紹介の前に「釉薬銅版」という技術を簡単におさらいです。釉薬銅版とは釉薬で描いた模様をシール状にプリントし、それを磁器のうつわに転写してから焼き上げるという製法のこと。
「なんだプリント柄か・・・」と侮ってはいけません。焼成する前の素地に繊細な柄のシートを高い精度で貼り付けるのは、一つ一つ、もちろんすべて手作業。にもかかわらずこの美しさでこの価格を実現できるのは本当にすごいな、と思います。
また真っ白の磁器自体がガラス質の多い土で高温焼成されているため、釉薬がなくても十分なめらかで硬い性格となっており、あくまで柄を描くために釉薬を用いています。

ちなみにこのシリーズの代表作としては、ロングセラーとなっているSuuunシリーズ、そして比較的新しいシリーズながら当店でも人気を二分するjanomeシリーズの「刺繍ストライプ」や「華さしこ」など。当店のうつわの中でも大変人気の商品です。


今回届いた新作は「小鉢」。直径7.5cm、高さ5cmというサイズなのですが、お馴染みのお客様にとっては既存の製品と並べたほおうがイメージしやすいと思います。
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手前の白い2つが新製品の「釉彩小鉢」、後ろの右側が当店の累計販売数では圧倒的な「Suuun6オールドグラス(朱赤)」、左がここ1年ほどの販売数でそれを凌ぐ「janomeそば猪口刺繍ストライプ(黄)」です。既存のうつわよりひとまわり小さめ、というか浅めのシルエットであることがわかります。


そして当店に入荷したのは2種類の柄です。
ともに白地に白の模様となるため、写真では非常に見えづらいのですが・・・
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こちらが「紗綾形」。読みはミヤマでは「さやかた」。一般的には濁点つきの「さやがた」と表記する場合が多く、「さあやがた」と読むこともあるようです。
意味は「卍」を連ねたもの。「不断長久」の意味を持ち、長寿や子孫繁栄などと結び付けられる吉祥文様のひとつ。着物の柄などに多く用いられます。

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もうひとつは「組亀甲」。文字通り亀の甲羅を組み合わせた模様で、もちろん亀の長寿にちなんだ吉祥文様です。

とにかく写真では良さを伝える以前に、模様があることすら伝えづらい・・・。前述のSuuunやjanomeにも白地に白の模様のものはあるのですが、色付きのものと比べて、明らかにオンラインストアでは売れない(素材ではなく撮影技術の問題が大きいと思いますが)。
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にもかかわらず店頭ではその美しさの虜になる方がたくさんいらっしゃいます。
特に色付きのものより、光の加減で現れては消える模様が一層奥ゆかしく儚いというのがその理由です。

今回は色付きはラインナップされておらず白×白のみ。
というわけでぜひ店頭で実物をご覧ください。
オンラインストアでも"一応”販売しています。

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ミヤマ gaku 釉彩小鉢 紗綾形 ¥972(税込)

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ミヤマ gaku 釉彩小鉢 組亀甲 ¥972(税込)


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