人気者はつらい。TOP TO TAIL シロクマのサンプル登場 [商品紹介]
3月最初の週末。
今日はよく晴れてぽかぽか。まだお水取りが始まったばかりなのにもう春です。
そんな土曜日。
本日も猫スタッフが出勤しています。担当は長女。
ここ何週かは猫スタッフの出勤している土日も暖かい日が多いので、温風の吹き付けるエアコンの直下を離れ、窓辺で日向ぼっこをすることが増えました。
写真は先日のものですが、お昼すぎから少しの間はおひさまが差し込む場所があるので、長女は椅子ごと移動します。
もちろん本人が動かすには少々重いので、誰か人の手をかりなければなりません。
また刻一刻と日光の当たる場所が変化するので、絶えず少しずつ動かす必要も。まるで日時計。
いかがですか、あなたも猫日時計、やってみます?
さて、本日は新製品でも売り切れからの復活でもないのですが、またまた商品サンプルのご紹介です。
こちらのシロクマは「かみの工作所」でお馴染みの福永紙工さんの「gu-pa(グーパ)」というブランドから出ている「TOP TO TAIL」という動物のペーパークラフト。
何度かお話しておりますが、こちらのメーカーさんは「お客様に製品の良さを体感していただきたい」という理由から、当店のようにちっぽけなお店にも販売店向けの展示見本を提供してくださるという神様のような会社なのです。
汚れたり壊れたりしたらいつでも気軽に言ってくださいね。と担当の方は毎回おっしゃるのですが、さすがにそれに見合うほどの規模でお取引もできていないので、毎回恐縮しながらも遠慮なく少しずつ提供を受けているのです。
そしてTOP TO TAIL全5種類が、この度ようやくフルコンプ!
手元の記録では、このシリーズが発売された後、当店への初入荷が2017年4月なので、ほぼ2年がかりでようやく全種類が集まりました。
決して複雑な面構成ではなくシンプルなつくりなのに、クマ以外の何者でもないそのプロポーションはリアルそのもの。
あるお客様からは「フランソワ・ポンポンみたい」と言われますが、がっしりとした4本の脚や鼻から尻尾までのなだらかな体のラインなど、シロクマの特徴を、少し誇張気味に上手に表現している部分なんかは確かに通じるものがあります。
体の色をよく見ると、コピー用紙のような真っ白ではなく、少しパールの入ったような光沢のある黄色がかった白。
本物のシロクマを触ったことはさすがにありませんが、冷たい氷の世界で寒さから身を守り、海水に濡れても水分を弾く油分をたっぷり含んだ長い毛足の体毛・・・確かにイメージどおりの質感がうまく表現されています。
シロクマ以外の他の動物も、質感や手触りがそれぞれの動物のイメージにぴったりな紙が使われていて、妙に感心させられるのです。
肉球も。
そんなTOP TO TAILの商品サンプルは、小さな子どもたちにも大人気。
なるべくお子様にも近くで見ていただきたいので、低めの棚などに展示していたのですが・・・最近は少し上段への避難しています。
当店にお子様連れでご来店されるお客様は、だいたい入り口付近で「絶対にお店のものに触らないでね!」と念をおしてから入店される親御さんが多いのですが(そしてその後お母さんが商品を手にとると、お子様がママ触ってるー!大人だからいいのー!ずるいー!わたしも触るー!こらー!という光景が毎回繰り広げられるのです)、先日いらっしゃったお子様連れの会話が秀逸でした(まだ幼稚園児くらいのお子様です)。
「◯◯ちゃん、シマウマ触っちゃだめー」
「なんで?」
「売り物だからー」
「馬鹿だなー、これ売り物じゃないよ、見本だよ。工作はつくることが目的の半分だから、もう出来上がってるのは価値が半分。もう売り物にならないんだよ。だから触っていいんだよ」
その親子だけでなく、その場にいた他のお客様も、そして店員も、妙に納得。
そして次の瞬間、グチャ・・・。見事にシマウマの後ろ足2本が骨折しました。
(その後添え木ならぬ添え紙による手術が成功し、なんとか立つことはできるようになりました。)
というわけで、シマウマさんやキリンさん同様、このシロクマさんも当面は棚の上から皆様を見下ろすことになってしまいますが、ご容赦ください。
そして見本ではありますが、猫スタッフと同じく、どうぞ優しく触ってやってください。
gu-pa TOP TO TAIL シロクマ ¥1,998(税込)